日記
Microsoft Windows XP、リテール版発売から19年
2020年11月06日
2001年に発売されたMicrosoft Windows XP、本日でリテール版の発売から19年となりました。
MS-DOSをベースに拡張を続けられマルチメディア機能を数多く実装していたWindows 9x系OSと安定性, 信頼性を重視して新規に開発されWorkStation, Server用途で用いられる事の多かったWindows NT系OSの統合を目指して開発され同じくそれを視野に入れて開発されたWindows 2000が成し遂げる事の出来なかった統合を実際に成し遂げたOSがWindows XPでしたね。
実際の所は高い機能性とWindows 9x系OSよりは遥かに高い安定性を持ちながらも、安定性, レスポンスの面でWindows 2000に劣りレスポンスの面でWindows 98SEに劣るOSであった様に思います。後のWindows NT系OSと比較すればWindows Server 2003系, Windows XP Professional x64 Edition以外のOSよりは確実に良いレスポンスや非常に高い安定性が優位性である反面、主に機能面で設計の古さが目立つ事となるOSであった様にも思います。
実際にはWindows 9x系とWindows NT系の両OSが統合された事に留まらずGUIをよりグラフィカルに演出した他、ユーザーきりかえ機能やシステムの復元機能などシステム面ての強化やOSそのものにCD-R/RW書き込み機能が搭載されたり標準で非常に多くのデバイスのデバイスドライバを持つなどハードウェアサポート面での強化、リモートデスクトップなどネットワーク機能の強化も行なわれておりました。
Windows Server 2003は基本こそWindows XPに近いServer OSですがWindows 2000 ProfessionalとWindows 2000 Server/AdvancedServer程は近い関係に無く実際には様々な改良が加えられる事となっております。
Windows XP Professional x64 Editionの実体はWindows Server2003(x64)をベースにしたクライアント向けOSですのでこれも別OSとして私は考えております。
発売当初はWindows 98SE/2000などと比較して非常に重い動作やバグなどもあり色々と酷評されていたWindows XPですがSP2で大幅な改良が加えられて以降Windows VistaプリインストールPCでハードウェア仕様の問題がある製品が目立った事もあってか良いOSと言われる事の多いOSとなっていた様に思います。
しかしその弊害も有り、Windows XPはSP1以前とSP2以降でアプリケーションやデバイスドライバの互換性が無い物も存在する実質的に別OSのような状態となってしまいました。その為ハードウェアによってはデバイスドライバの対応OSにWindows XPとWindows XP SP2が存在する場合があります。
Windows Vistaはプリインストールされているメーカー製PCのハードウェア仕様があまりに悲惨な物が多く正当な評価がくだされる事の非常に少ないOSだった様にもいます。最低限3GHz以降のCore2 Duo, 2GB以上のRAM, GeForce 8600シリーズ以上のGPU, Ultra320 or SASの10000rpm以上のHDDを搭載したPCで評価をして頂きたかった様に今更ながらも思います。
Windows XP SP2以降になるとexFATに対応する為の更新プログラムやDLNAに対応したWindows Media Player9など機能面で更なる強化が図られます。
それもあってHTPC, PC Transportに大変好都合なOSへと進歩して行く事となります。
OSがより軽量で無駄が無いという意味ではWindows 98SEやWindows 2000の方がより有利であると言えますが、Windows XPではそれらを凌ぐ程に画質, 音質の良いexFATファイルシステムに対応した他純正アプリケーションでDLNAに対応するなどの強みを持つ事となったのです。
因に私、画質, 音質の良さの他レスポンスや安定性の良さや対応ハードウェア, 対応アプリケーションの多さを理由に現在でもWindows XP Professionalを主力OSとして多用し続けております。
一時期はWindows 2000 Professional, Windows 7 Ultimateへの乗り換えを行なったりWindows Vista Ultimate(x64)Windows 8.1 Pro(x64), Windows 10(x64)の導入試験も行ないましたが普段使いの汎用PCでの安定性, レスポンス, 利便性の三面でWindows XP Professionalに劣ると判断する事となり、画質, 音質の面ではあまりに酷すぎると言うことでWindows Vista以降のOSは導入不能と判断した為です。
Windows XP Professional x64 Editionは、Windows 2000 Professionalと同等以上の安定性, レスポンスを持ちながらもWindows XP Professionalの利便性を持ち更に64bit環境に対応する非常に優れた最良のOSとして使用しておりました。
レス一覧
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koyatennさん、おはようございます~♪
わたしはオーディオ用メインPCでWinXP home(32bit) SP3を愛用してます。
理由は「音が良い」からです(笑)
ASIOドライバー、384kHz、24bitで出力できるのでハイレゾ関連も問題ナッシング。
今年は家から出られないことが多かったので、数年ぶりにクリーンインストール&SSDに換装(計4.5TB)しまして、ハードが壊れなければあと10年使う予定です!!!
低CPU、少メモリーでもサクサク、ファンレス&スピンドルレスで絶賛稼働中。
byspcjpnorg at2020-11-07 09:12
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koyatennさん こんにちは。
私もXP-SP3はいつでも使えるようにと、今年になりIVYブリッジ機をSSDにしてクリーンインストールしました。
OSのUp-Dateはある意味ソフト会社存続のため必要だと思いますが、今まで使えていたハード、ソフトウエアが切り捨てられるケース多いのでいかがなものかと思ってます。個人的にはXPベースの機能でセキュリティだけUP-DATEしてくれればもはや十分では?思ってます。
byきょぼ太郎 at2020-11-07 10:03
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spcjpnorg様, きょぼ太郎様
ごきげんよう
皆様もWindows XPを使い続けていらっしゃったのですね(^^)
私はVideo/Audio関係のPCではWindows XP Professional SP3(32bit)を使用しております。
理由はもちろん「画質, 音質が良いから」でございます。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/5471/20200630/65320/
HomeEditionでないのは2CPU対応の都合、MCEではないのはドメイン参加の都合です。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/5471/20200629/65315/
私は基本〜24bitの44.1kHz, 48kHzのみを使用しております。
ストレージの強化とOSの再インストールをされたのでしたら迚も快適そうですね。
私が使用しているPC Transportは2年以上前にストレージの構成変更(147GB単発 + 147GB×5 RAID0)とOSの再インストールを行なったままです(^^;;
私はHDD, HbA/RAID, マザーボードなどの予備を用意してあります。
因に私はFANは回す派ですw
Ivy BridgeはWindows XPに公式対応しているIntel最後のCPU, チップセットでしたね!
私は非Video/Audio用途ではNehalem-EP(Xeon 5500シリーズ)で使用しておりました。(現在は一時停止中)
Xeonの方はSupermicroがLGA1366世代を最後にWindows 2000/XP/Vistaを対応OSから外してしまいましたので( ; _ ; )
私も同じくWindows XPベースの機能でセキュリティアップデートだけあればと思います。
bykoyatenn at2020-11-07 12:37