日記
SONY BKM-24NのY/C分離精度
2021年01月02日
単体機ではないため詳細確認を後回しにしていたBKM-24Nですが、今回詳細確認を行なってみました。
結論から申し上げますとアナログ回路で実装されているものとしては私が今までに確認した中で尤も良好なY/C分離精度でした。
DoCによる急峻な色相変動でもエラーを見せず適切な信号処理が行なわれます。
↑BKM-24N(3Line Dynamic Comb Mode)
これは同方式のY/C Separatorを別ICにて実装していたBVW-75で問題になっておりBKM-24Nでも同様のトラブルが生じる懸念がありました。しかし今回は良い意味で期待を裏切られ全く問題の無い結果を得る事が出来ました。
↑BVW-75
色境界全般でのドット妨害が非常に少ない事も特徴で有りこの点では波の2D Digital Comb filterでは対抗出来ないレベルとなるのでは無いかと思います。
少なくともSONYが放送業務用映像機器に多用していたCXD8819AQよりは良好な結果を得る事が出来ました。
Y/C分離精度の面でのアドバンテージがある事に加え、BKM-24Nは〜8MHz(-3dB)の広帯域である為非常に強力なY/C Separatorを搭載していると言える様に思います。
レス一覧
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koyatenn様、お久しぶりです。
私は今でもLD-S1を愛用していまして時々昔の作品を引っ張り出していますが今の液晶テレビのビデオ端子はオマケ扱いなのかY/C分離精度に期待ができず実際ボケボケの眠たい画質です。
そういうことで、未だに残している28インチのHDブラウン管テレビは3次元Y/C分離を搭載していることから白ピークの再現も素晴らしくLD鑑賞に最適です。
固定画素の大画面で見る場合、裏技的に古いD-VHSのビデオ入力端子に接続しi-LINK端子経由でBDレコに録画すると、どういう訳かHD画質にアプコンしてくれ、NHKが4K画質相当にリマスターしたぞと自慢?する百恵さんラストコンサート程度の画質になってしまい、たぶん何らかの誤作動と思っていますが、結果オーライで楽しんでいます。今後も記事の更新を楽しみにしていますのでLDの画質向上にご尽力下さいませ!
byたかけん at2021-01-29 16:55
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たかけん様、ごきげんよう。
お久しぶりです。
近頃の液晶テレビなどに用いられる某VideoDecoder IC搭載機、私も所有しておりますけれどY/C Sepの挙動に色々と違和感を感じております。
同メーカー, 同シリーズのICでも古いICは比較的素直な2D Y/C Sepとして動作している様に思いますけれど最新のICの2D Modeは何かと挙動不審でございます。
私はLD-S1を使用していた頃から本記事記載のY/C SepとSDTV専用CRTマスターモニターを使用しております。
国内民生機器の後期型3D Y/C SepではNEC製のICが癖無く良い印象であった様に思います。
D-VHSデッキを活用されているのですね!
私は単体のアップコンバーターを用いておりますけれど何れはより良い物への交換をと考えております。
ありがとうございます。
最近記事の更新が出来ておらず申し訳ないです。
LDの画質改善の近状ですけれども未解決問題解決の為数学的なシミュレーションを試みたり現時点での画質の詳細確認などを行なっております。
bykoyatenn at2021-01-29 17:25
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