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問題の調査と原因 -Compressor 3.5
先日述べたCompressor 3.5の問題、そのうちの10bit Codecを用いて入出力しているにも関わらず出力ファイルが8bit分の情報しか持たないという問題の原因が判明しました。 どうやらBlackmagic Desktop VideoやAJAソフトウェアをインストールしていた事が原因となり発生したようです。 Blackmagic Desktop Videoの旧バージョンの場合は一度インストールしてしまうとインストーラー付属のアンインストーラーを用いてアンインストールしただけでは改善せずプロ向けビデオフォーマット v2.0.4を再インストールする必要が出てくる事が解りました。 Codec関係の問題である可能性が高いとは予め考えておりましたけれども、まさかVideo I/O Interfaceのデバイスドライバに付属するCodecがトラブルの原因になっているとは思いもしませんでした。 Blackmagic Desktop Videoは兎も角AJAソフトウェアでも同様の問題が発生してしまうとは本当に予想外の事柄です。AJA KONA, IOシリーズは古くからApple Final Cut ProでサポートされるVideo I/O Interfaceで有りAppleの製品デモや資料などにも度々登場している半ば純正オプションに近い立ち位置の製品でありますので。 当初疑っていたプロ向けビデオフォーマット v2.0.4やプロアプリケーション非圧縮 422 コーデック v1.0.2のApple純正CodecやFinal Cut Pro Xは実際のところこの問題には無関係でありました。 それどころか良く見てみるとプロ向けビデオフォーマット v2.0.4はFinal Cut Studio(2009, HD, 3)をターゲットに含むCodecアップデートの一つでした。 今回の調査で偶然知ったのですけれどもプロ向けビデオフォーマット v2.0.4は、非圧縮 422 コーデック v1.0.2の事実上の新バージョンにあたるようでプロ向けビデオフォーマット v2.0.4をインストールする事で非圧縮 422 コーデック v1.0.2のインストールは不要となる様です。 そしてもう一つのCompressor 3.5が読み込まない非圧縮10bit/4:2:2のMOVファイルが存在する問題、こちらは動画の先頭部分に読み込めるファイルの動画を付けてしまう様NLEにて編集する事で半ば無理矢理ですけれども読み込ませる事は可能な様です。 Cinema Toolsでのリバーステレシネを含めその状態で読み込ませて書き出したファイルから幾つかのフレームを抜き出して確認を行った所、データの欠落や損失なくデインターレース処理を行えているようではあります。現時点では不安要素が数多く残りますので様子を見ながらゆっくりと検証を行って行こうと思います。 今回、Compressor 3.5で10bit Codecを用いても実行分解能が8bitしかないファイルが書き出される問題の原因調査を行った結果意外な所に原因がある事が判明しました。 原因がVideo I/O Interfaceのデバイスドライバ付属Codecにあるという事は迚も困った頃であります。それはVideo I/O InterfaceがFinal Cut Studioの様々なアプリケーションでマスターモニターにプレビュー出力を行う為のデバイスで有りそれがなければ編集状況の把握に支障をきたしてしまう為です。 OSX 10.6〜10.8とそれらのOS向けの古いデバイスドライバでも同様の問題が発生するのかが迚も気になります。もしも発生しないのであればそれらを用いる事が好ましいでしょうし、同様に発生するのであばシステム規模の肥大化や高コスト化に繋がりますけれど編集システムと書き出しを行うシステムを別途用意する必要が出てくる為です。
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