Auro3D
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伊豆の別荘で マルチチャンネルオーディオ6割 2chオーディオ3割 ホームシアター1割 という週末を過ごしています。 私のオーディオに対するスタンスは、「原音再生は求めず、<オーディオ再…

マイルーム

ちょっと変わった方法でマルチとAuro3Dと2chとVとを共存させています
ちょっと変わった方法でマルチとAuro3Dと2chとVとを共存させています
持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーン130型以上 / 8ch以上
【サラウンドスピーカー四変化】(2020年末更新) ここ伊豆でのMy Roomは、平行面の少ない6角形の変形部屋、2階屋根まで吹き抜けの空間、傾斜天井、珪藻土の壁、桜の無垢の床など、専用設計した…
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日記

『ジョンの魂』とSurround Sound Maps

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2021年05月02日

今回は、Auro3Dネタでも、クラシックネタでも、位相ネタでもなく(笑)、John Lennon/Plastic Ono BandのThe Ultimate Collectionに関する話題です。

ジョン・レノンやこのアルバムについては多くを語りません(軽々に語りたくありません)が、自分にとってIpadをみながら聴くことは絶対にないアルバムの一つで、聴くのにある種の「勇気」と「覚悟」がいる、自分の青春のReminderです。

さて、ファンの方ならご存知と思いますが、『ジョン魂』にはThe Ultimate Collectionという豪華版があります。未発表Takeの数々はマニア向けですが、オーディオファンにとって興味深いのは、ブルーレイによるRemixサラウンド音源です。

この写真の右下に、収録フォーマットの一覧があります。Atmosは最近クラシック以外でも徐々に増えてきて、これを目的で購入したのですが、オーディオ的になかなかすごかったのは、192/24のDTS5.1ch。

さらに興味を引いたのが、同梱されているブックレットの後ろの方に、さり気に記録されていた、Surround Sound Mapsと題されているデータ一覧。録音エンジニアが個々のトラックに収録してある音源を基にサラウンド化(この場合、2次元で書いてあるのでAtmos用ではなく、5.1ch用と思われます)する際に、こういう「設計図」を作るんですね。知らなかった。私は不勉強でこういうものを見たのは初めてなので、これを見た瞬間、Johnには申し訳ないが(笑)、俄然、ファンモードからオーディオPhileモードになり、以下の実験をしたくなりました。

①  2ch(192/24PCM)と5.1chとAtmosで、このマップ(=録音エンジニアの意図)に最も近い再現性を持つものはどれか?

②  5.1chのAuroMatic(=Auro3D化)VS Atmos(native)で、どちらが気分よく聴けるか?

*①は、2chと5.1ch は8805のPure Directモードで比較。AtmosはAuto(Audysseyによる補正=MultiEQXT32のみOn)②は、すべて8805のAudysseyによる補正(MultiEQXT32のみOn)モードで比較。なお、中高域の極性はすべて正極性に合わせてある(詳細は別稿予定)。Atmosは9.1.4、Auro3Dは7.1.6。


結果と考察

① については、私の駄耳では5.1chの圧勝。前後の定位に関しては、例えば、Well, Well,Wellという曲はMapによるとボーカルの前やや右にJohnのギターが入る設計になっているが、この「ボーカルよりギターが前」がよりはっきりと5.1chの方が分かる。これは後ろにもSPがあるので当然かもしれない(ただしBassは判別が難しかった)。左右の並びに関しても2chより明確だった。これはセンターSPの存在が大きいと思う。Mapでセンターに計画されたボーカルは絶対的なセンターに定位するし、例えば、Rememberという曲は、このMapだとJohnのピアノが、センターのボーカルより「やや左」に配されているが、この微妙なオフセンター感は5chであればセンターとLの二つのSPで出せばよいわけだから、3台の方が2台よりもきめ細かく音像を操作できるのはこれも当然といえば当然であろう。Atmosは表現される空間は広がるが、それに伴い定位感も広がる(ボヤける)感じだった。

*ただし、2ch派の方におもねるわけではないが(笑)、今回実験した2chは2WayのAmator IIIではなく、所詮サラウンド用のSonettoVIIIのLRを使ったものであり、アンプもAVアンプで、カリカリにチューンされた2chステレオとは比べ物にならない。拙宅は元々マルチに最適化したシステムだから、Fairな比較とは言えないだろう。

② については、ハンドルネームの名に懸けて(笑)、「AuroMaticの圧勝」、と言いたいところだが、正直、どっちもあまり「気持ちよく」は聴けなかった。これはこのアルバムがほとんど、ボーカル、ベース、ドラム、ギター、ピアノというロックとしてはミニマムな編成の曲ばかりであるため、先にきいた5.1chの方が生々しく(拙宅の場合は、ポジション的にも5.1ch用のベスポジの方がLCRとの距離がかなり近い)、それに比べると、AtmosもAuroMaticもSolid&Tightな感覚で負けていた。あえて両者の違いを言えば、Atmosの方がメリハリがあって、サブウーファーの音圧が上がった感じがする一方、有名な第一曲目のMotherの冒頭の教会の鐘の音はAuroの好物であり、やはり高さ感の表現に優れていた。

今回勉強になったことは、ド素人の私は5.1chって、5か所にマイクを設置して単純に同時録音したものかと思っていたのですが(笑)、マルチトラックで各楽器やボーカルなどをバラバラに録音したもの(これら「素材」の音源もこのCollectionには入ってます)を、エンジニアがデザインして音像を配置してもできるんだということ(だから古いレコードを、現代のBDマルチチャンネルにできるんですね)。もう一つは、このアルバムは、これ見よがしな5ch化(音がばらばらに各スピーカーに振ってあったり、前から後ろ、右後ろから左後ろなどに音が移動する等)に走らず、2chの世界観をそのまま5chで再現しているので比較の対称性が取れているという前提で、拙宅のような低レベルのシステムだと、2chより5.1chの方が前後左右の音像定位に優れるということです。

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レス一覧

  1. UROさん、こんばんは。

    「ジョン・レノンやこのアルバムについては多くを語りません(軽々に語りたくありません)が、自分にとってIpadをみながら聴くことは絶対にないアルバムの一つで、聴くのにある種の「勇気」と「覚悟」がいる、自分の青春のReminderです。」

    カッコいいですね。そしてJohn Lennonだからこそ共感できます。

    瑣末な箇所に反応するん謙遜だとは思いますが、「SonettoVIIIのLR」は念じれば絶対に化けると思います。そんなに難しい話ではないはずですが、観葉植物でも眺めるようにスピーカーを見たり、犬の身体のように撫でてみると意外にやるべきことがでてきたり、、、

    「アンプもAVアンプ」についてですが、最近にわかに思えてきたのですが、「AVアンプだとダメ」は嘘です。私も騙されていました。AUROさんは騙されないでください。オーディオマニアたちのピュアに、負けますが、言うほどのものではないです。我が家で2chもお好きなディスクをお持ちしていただいて、聞いてみてください。最高でないのは事実ですが、決して同価格帯のピュア用の装置に甚だしく劣るというのは嘘だと体感していただけるかと。私も最近まで勘違いしてました。


    「2chの世界観をそのまま5chで再現しているので比較の対称性が取れているという前提で、拙宅のような低レベルのシステムだと、2chより5.1chの方が前後左右の音像定位に優れるということです。」

    サラウンドの本質にして、奥義だと思います。少なくとも、従来型のサラウンドはそうあるはずです。サラウンドシステムは万歳!!

    byベルイマン at2021-05-02 21:26

  2. ベルイマンさん

    「カッコいいですね。そしてJohn Lennonだからこそ共感できます。」

    ここはスルーしてほしかったなあ(気恥ずかしいので)。これ以上突っ込むと、このコミュニティの趣旨から外れますのでやめておきます(笑)が、ベルイマンさんの世代だと、尾崎豊でしょうかね?非業な形で早世しているという共通点もありますし。まあ、これはここまでで、続きはお会いした時に(笑)。

    このコミュニティらしい本筋ですと、ベルイマンさんは、かねてより、サラウンドの方が2chより優れている、というような趣旨のことをおっしゃっておられますよね。それを信じて、その道に邁進しているのを傍で見ながら、心の中で応援しております(笑)。

    でも今回改めて拙宅のシステムを再調整してみて、やっぱり5chをやるなら、つくづく、5本同じスピーカーで、ITU配置で、AVアンプ抜きのストレートデコードのものを、一度は聴いてみたいなと憧れますね。ベルイマンさんのところは、あとセンターにSopraをもう一台で、リーチかかってますよね。どうです、映画なんてやめて邁進してみては?(笑)

    2chピュア派の方は、ハイエンドなら左右は言うまでもなく、高さも奥行きも完璧に出せるとおっしゃる方が多いですが、一度、13chのAuro3Dと勝負させていただきたいですね。物理的な高さのある拙宅より高さ感が出せる平面置きの2chがあるなら、一度聴いてみたいです(笑)。

    お互い、我が道を、頑張りましょう!

    byAuro3D at2021-05-02 23:08

  3. Auro3Dさん、ベルイマンさん、こんにちは。
    『ジョンの魂』、Auroさん的にはストリーミングで聴いちゃいけないのでしょうけど、若かりし頃カセットに録音して聴いていた頃が懐かしくて、Spotifyで久々に聴いてしまいました。私は、特に「MOTHER」と「LOVE」が好きです。内容は勿論のこと、音も結構良いですね。

    往年の名盤をこのようなサラウンドにREMIXする試みがあるとは知らなかったです。サラウンドマップはオーディオチェック音源として重宝しますね。

    私個人は、2chオーディオでは、立体的表現は不可能であり、いかなるハイエンドオーディオであっても完璧どころか10%くらいの再生力しかないと思っています。
    空間表現においては、マルチチャンネルの方が能力は明らかに上と思います。
    スペースと資金さえあればとっくに挑戦しているのですが、私の人生において、どうやらそれは諦めるしかない選択肢のようです。

    形にされているお二人には憧れますし、応援しています。

    bytaketo at2021-05-03 17:04

  4. taketoさん:

    駄文に目配りいただき、ありがとうございます。実は、私もtaketoさんの日記には目を通すようにしており、スピーカー工作のお話は手も足も出ないのですが(笑)、先日、書いてあった、「多少の弱点には目もくれず、一定のソースをよく鳴らすためだけにチューニングした、所謂、“特化型装置”」のくだりには励まされました。コメント入れさせていただこうかと思っていたのですが、ちょうど当時仕事に追われており、時宜を逸してしまいました。

    先の私によるベルイマンさんへのレスは、お恥ずかしい話ながら少々お酒が入っていて勢いで書いてしまい、やや挑発的(笑)だったかと反省していたところ、taketoさんのようなお優しいフォローをいただき、少し安心しました。

    拙宅は、Auro3Dへの“特化型装置”ですが、taketoさんは「青葉市子」に特化しておられるとか(笑)。さっそくAmazon Musicで聞いてみましたが、ちょっと荒井由実的な感じがあって、歌詞とシンクロしたら掴まれてしまいそうな気がしました(笑)。オススメの曲があれば、教えてくださいな。

    byAuro3D at2021-05-03 18:13

  5. ☆AUROさん、こんばんは。

    挑発的な言辞を書きたくなりますよね。TACETなんて全てのディスクに書きつけているくらいです。(^^) なんだか、なんだかなぁと感じますよ。しかしあれですね、皮肉や挑発はやはり良くないなとtaketoさんのような人のコメを見ると反省するわけです。とにかく「ピュア」と「サラウンド」という分類上の名称がいまいち過ぎますよ。純文学とラノベの勝ち目のない対比みたいですから。映画はなくせません!AUROさんに2本は映画を観てもらおうかな。いや、うーむ。(^^)

    ☆taketoさん、優しい!私も特化型と汎用型と青葉市子さんの日記読みました。面白かったです。また続編を。

    ☆お二人へ
    尾崎豊はちょいとだけ私の上の世代ですが、かなりいい線だと思っています。

    『ジョンの魂』の収録作では、コールドターキーが好きです。

    ジョンレノンというと思い出すのが、starting overです。

    広くジョンレノンとして、最も美しいのはbecause、最も好きなのはI am the walrusです。

    byベルイマン at2021-05-03 19:44

  6. こんばんは。

    私、実は14歳の頃に荒井由実に衝撃をうけ、はまりました。青葉市子は自分にとって40年後の衝撃の再現のようなものでした。
    そうか、似ているんですね。納得しました。

    社交辞令と知りつつも、気づかないふりをしてお勧めを書きますね。
    LIVEアルバム「gift」(24/48)。もちろん2chですが、疑似サラウンドが似合うソースです。

    ※最初にこの動画を観てからだと雰囲気が分かって良いですよ~。
    https://www.youtube.com/watch?v=rybbeEeSRXM&t=325s

    聴いていただけると嬉しいです。

    bytaketo at2021-05-03 22:53

  7. taketoさん

    お勧めいただいた、アルバム、早速Amazon Music HDで聴いてみました。Youtubeも拝見しましたが、この方の音楽の世界観にマッチしたストレート、黒髪ロングヘアに「納得」しました(笑)。

    先に荒井由実と書きましたが(詩の感じが特に)、改めてこれを聴くと、細身の可憐なハイトーンボイスは、大貫妙子に通じるものがあるなと思いました。特に、アコースティックな楽器とこの声の組み合わせがお好きでしたら、「pure acoustic」というアルバムを聴いてみてください。彼女は「洋楽かぶれ」の私がライブに行ったことのある数少ないJ-pop系のアーティストですので、これに「似ている」ということは、つまり、私もとても気に入りました。ご紹介、ありがとうございました。青葉市子、機会があればコンサートに行ってみようと思います。


    ただ、クラシックなんかだと、似た曲風、とか、似た演奏スタイル、と言われて勧められた場合はあまり「外れ」はないのですが、よりオリジナリティの多様性があるポップスなどの場合は、「詩」の世界観や微妙な歌い方の違いなどによって好き嫌いがはっきり分かれるので、「pure acoustic」がtaketoさんの好みに合うかどうかはわかりませんが(笑)。

    最後に、ちょっとだけこのサイトらしく(笑)、オーディオの話に戻せば、こういう感じの作品は、個人的には2chの方が優れているような気がします。2chならではの、ホログラフィックな陰影のある音像表現がマッチしているような。マルチにすると、やはり距離や角度などの合わせるべき変数が増えるので、2chのような正確な音像定位を出すのは、不可能ではないでしょうが、一般の部屋(=完全対称ではない)では難しいからです。ゆえに拙宅では、「そこで」歌って欲しいボーカルものなどはAmator IIIの2chで、ホールや教会で聴いている気分に浸りたいときは、マルチが作る音場を楽しむように使い分けています。

    byAuro3D at2021-05-04 11:41

  8. Auro3Dさん、こんにちは。
    早速有難うございます。実は大貫妙子と青葉市子とは親交があって、
    アルバムに大貫妙子のカバーを入れているくらいです。師匠のうちの1人的存在のようです。

    こんな濃い対談もあります。
    http://www.billboard-japan.com/special/detail/2018

    「pure acoustic」は“風の道”が私は好きで、よく聴いてますよ〜。
    感覚が同じで嬉しいです。

    ちなみに私、先日、青葉市子のライブに初めて行くところだったんです。でも、コロナで潰れました。

    今度、タイミングが合えばご一緒させて下さいませ。

    ちなみに初代アマトールは私のオーディオ歴の中で、衝撃を受けた5指に入っています。それ以来、国産スピーカーは買わなくなったくらい、方向性に影響があったのです。
    女性ボーカルは本当に素晴らしいと思います。

    bytaketo at2021-05-04 12:14

  9. taketoさま:

    そうでしたか、師弟関係でしたか。それでは納得ですね。そのうちJoint Concertがあるかも!

    Amatorは(女性)ボーカルと弦(バイオリンやチェロ、アコギ、ピアノetc.)は得意ですよね。やはり2Wayは小編成音楽の定位感だけは、3Wayに勝りますね(フルレンジや同軸はもっといいのでしょうけど)。

    察するところtaketoさんとはTasteも世代も近いようですし(笑)、是非、青葉さんのライブ情報が入ったらお知らせください。話も弾みそうですので、東京近郊ならご一緒させていただければ楽しそうです。

    byAuro3D at2021-05-04 20:51

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