日記
Auro3D音源の新たな「鉱脈」発見!
2022年01月22日
Auro3D音源の新たな「鉱脈」発見!
これは、実は私の新「発見」ではなく、シバンニさんから拙日記「ハイレゾ・3Dオーディオ再生用ωプレーヤーの開発およびωプレーヤーとSmartSTREAMを活用した配信実証実験」へのレスの中で教えていただいたものですので、「発見」は本当は誇大広告です(笑)。でも、少数ながら(泣)、Auro3Dに関心があるであろう方々に改めてご紹介したく、記事にしました。
シバンニさんからもたらされた情報のポイントは以下に引用します。
>Spirit of turtlesというサイトについてです。
https://spiritofturtle.com/collections/auro-3d-9-1-immersive-audio
オランダのレーベルChallenge classicsなどの録音を手掛ける録音会社ノーススターが運営しているダウンロードサイトです。ここには現在13タイトルほどのAuro3DのソフトがFlacで提供されています。直に50タイトルに増やすとも書いてあります。
>
自称、「Auro3D友の会会長」(笑)としては、これは買ってみるしかない!たとえ人柱になろうとも(笑)。
ということで、早速カードで買ってダウンロードしてみました。いきなり7タイトル大人買い(笑)。
写真1,2

一アルバム、26.95ユーロで、約3000円強ですが、この値段は私のAuro3Dソフトの主力の(?)2Lレーベルのブルーレイよりちょっと安い感じです(ただし向こうはBD以外にもSACDマルチディスクも含まれていることが多い)。2Lレーベルの品ぞろえに比べ、「普通のクラシック」(モーツアルトとかベートーベンとか)曲が多くていいですね(2Lは時として実験的な「現代音楽」があって、その手が苦手な私はかなりおカネを無駄にしました…汗)。
実は先に東京の書斎のシステムでダウンロードしたファイル(ファイルサイズは、1アルバム、3-4Gバイトぐらい)を再生してみて、5.1ch/96Khz(24bit)で再生できることを確認済み。以前初めてAuro3D音源を「ダウンロードファイル」で購入したNakuraのマリンバも同じ5.1ch/96Khz(24bit)フォーマットだったのですが、これ、Auro3Dエンコードをする際の「見た目の形式」のデフォルトのようで、Auro3D非対応AVアンプ(書斎のはPioneer LX-89)だと、ただの「ハイレゾの5.1ch」として認識されます(もちろん再生可能です)。最初はそれが分からず、e-onkyoからNakuraをダウンロードした際には「だまされたのかな?」と一瞬思いました(笑)。皆さんも気を付けてください!
写真3
さて、今、このファイルを伊豆の別荘に持ってきて、自慢の(笑)ISP MK2で再生しながらこれを書いていますが、見事、「Auro3D」ソフトと認識されています(下の画面の、一番上のバーの、真ん中やや右に、小さく、<PCM Auro-3D 96 kHz 9.1>との表示)。
写真4
うーん、素晴らしい!私の大好きな『ゴールドベルグ変奏曲』が、ついにAuro3D Naiveで聴けるとは!今まではグールドの2chSACDをAuro-Maticで聴いてましたが、言うまでもなく、空間感とレゾリューションの細やかさは比較になりません(演奏の好みは別として=笑)。
伊豆の拙宅での再生環境は、ネットワークでNASからOPPO205を経由してHDMIでISP MK2に入れています。不思議なのは、OPPO205のNativeソフト(または本体操作)を使わないと「Auro3D」と認識されない点。ここにはRoon環境もあり、OPPO205はRoonに対応しているのですが、Roon経由で同じOPPO205で再生させると、なぜか、AVアンプ側で5.1chの普通のハイレゾファイルと認識されてしまいます。こういうのに疎い私は???です(笑)。
機種によっては、マルチファイルの再生はUSBメモリー経由しかダメ、というのもあるらしいので、ダウンロード後も要注意です。
最後に、Auro3Dのファイル再生には、もう一つ「地雷」がありますので、注意してください。それはこれ。
写真5
Bob Jamesは私もNY時代にLiveをJazz Clubで聴いたことがあり、好きなジャズピアニストの一人なので、これを最初に発見した時は、「おおっ!」と思わず声をあげましたね(笑)。「Auro-3D encoded-11.1」なんて書いてあるわけですから!でも「たとえたった一曲でも、200円とは妙に安いな」と思って調べたのが正解でした(汗)。これ、MP3ですから。音質も低いことは言うまでもないですが、AVアンプがMP3では「Auro3D」ファイルと認識せず、恐らく11ch再生できないと思います(笑)。スマホ経由のイヤホンで聴く、「気分はイマーシブ」狙いかと(笑)。ご注意のほど。
ここまで読んでいただいたPhilewebの皆様、Auro3Dのファイル販売をしているサイトを見かけましたら、シバンニさんのように、是非、「Auro3D友の会会長」(笑)にお知らせください!私が「人柱」となって、購入・試聴してみますので(笑)。でも、実はe-onkyoで2Lのファイルが売られているのだが、「Auro3D対応」とどこにも書かれていないので、ビビッて買ってない、小心者のワタシ(笑=まあ、ほとんどディスクを持っているので)。どなたかこれ、私の代わりに「人柱」になってくれませんか?(舌の根も乾かぬうちに=爆)
レス一覧
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Auro3Dさん
早々に試していただいてありがといございます。
私もミンナールのゴールドベルグをDLして色々試しています。
それにしてもこのゴールドベルグは良いですね。バレンボイムと同じ平行弦ピアノの響きが先ず素晴らしいですし、演奏が輪をかけて素晴らしい。複数の声部をまるでそれぞれ別の人が弾いているような独立性。どれだけの研鑽を積めばこのような演奏ができるようになるのでしょうか。ユジャワンを初めメカニズムの優れた新世代ピアニストが沢山出てきていますが、彼女も新しい世代の一翼を担っているんだなあとこの演奏を聴いて思いまました。こんなに良いならトリプルコンチェルトも買っちゃおうかな。
さてAuro3Dですが、我が家では プレーヤーにUDP-205、AVアンプにAV8805を使ってます。NASのファイルをDLNAで205に送信するとAV8805でAuro3Dと認識し再生が出来ました。ただその場合だとギャップレス再生出来ません。色々試した結果、USBメモリーに一旦保存して、USB経由で再生するとAuro3Dかつギャップレスが可能であることがわかりました。ただ残念ながら若干頭が欠ける傾向があり、DLNAと大差ないかもしれません。UDP-205をお使いの方の参考になればと思います。
byシバンニ at2022-01-23 17:34
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シバンニさん
この度は、素晴らしい情報をご紹介いただき、本当に感謝です。
シバンニさんは、クラシック音楽にお詳しそうですが、そうですか、この「ゴールドベルグ」の演奏は優れているんですね!
私は「ゴールドベルグ」は、ピアノ版を4,5枚、他にハープシコードやフォルテピアノのものや、他の楽器で演奏されたものを含めるとたぶん10枚近く持っている、「ゴールドベルグ」フェチ(笑)なんですが、私のような楽譜もろくに読めない、奏法もよく知らないクラシック初心者にとっては、演奏は「好き」か「嫌い」かの主観的評価しかできません(泣)。でも、今回聴いたものは私の「好き」な骨太の演奏で、かつ何といっても音がいいですから(!)、30ユーロ払った甲斐がありました(笑)。
シバンニさんの再生環境は、ついこの前の私のそれと同じです。確かに205は外付けUSBじゃないと上手く鳴らないものがありますが、Auro3Dのファイルはデカいので(笑)、一曲1USBって感じになってしまいそうですね。
拙宅では、ネットワーク再生だとNASやスイッチングハブやケーブルが安物だからか、頭欠けのみならず(これは根気よく=笑=もう一度最初に戻せば問題ないですよね?)、時々「プチプチ」というノイズが入ったりします(外付けUSB経由だと出ません)。ネットワーク再生にはこのようなことがたまにあるようなことが雑誌などでも書いてありますが、IT弱者の私にはその対処法もよく分からず、ちょっと困ってはいます。Auro3Dはファイルがデカいので転送速度が間に合わないのかな、なんて素人考えOPPO205に固有の問題なんでしょうか?
どなたかお詳しい方、ご教示いただければ幸いです。
byAuro3D at2022-01-23 18:14
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Auro3Dさん、こんにちは。
私もシバンニさんからご紹介いただいたサイトからダウンロードしようと思いましたが、よく考えてみると、ISPに入力する方法がないことに気づきました。
通常のDACであれば、SSDやHDDに保存してUSB-B入力でハイレゾ入力になると思いますが、ISPにはUSB-B入力端子がありません。
さて、どうすればいいかなあ?と思っていた時に、Auro3Dさんの記事を読んで、我が家のLX800を使えば可能か?と考えている次第です。サイトからAuro3DのファイルをダウンロードしてHDDに保存し、それをLX800のUSB-A端子から入力し、HDMI出力でISPに入力すれば再生できるのではないかと思います。要は、SACDの音声フォーマットでAuro3Dを選んで出力することと同じことで大丈夫だろうと思っています。
ISPのネットワーク再生では、Roonが2チャンネルしか対応していないので再生することはできないと思いますので、何か別の方法でネットワーク再生ができるようになるといいですね。
byグランドスラム at2022-01-24 13:19
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グランドスラムさん
会津はさすがに雪深いことと思いますが、雪が積もると、外のノイズレベルが下がるので、オーディオ的にはいい季節ではないでしょうか!(笑)
さて、その後、Auro3D、聴きこんでおられることと思います。この前、sunkenさんから「Auro3D試聴記」がUPされていましたが、本格的に導入したグランドスラムさんにも書いて欲しいなあ、「Auro3D」と他との聴き比べ記を(笑)。お待ちしておりますぞ。
恐らく、そのためにはもう少しNativeソフトが欲しいということで、今回のレスだと拝察しております。私も(「も」で失礼!)こっち方面には強くないのですが、ダウンロードされるファイル形式は、普通のFlacです(今も聴いています)。ゆえにそれをLX800にUSBスティックでも何でも使ってとにかく読み込ませて、HDMIでISP MK2に送れば、Auro3D再生できるはずです。頑張ってみてください。
>Roonが2チャンネルしか対応していない
えーっ、そうなんですか!結構いいお値段取るのに(泣)。Roon経由だと心なしか音がいいような気がするので(笑)、早くマルチに対応して欲しいですね。
グランドスラムさんのお好きな映画のソフトがAuro3Dにはないのが残念ですね。2049はsunkenさんが入手失敗したそうですし、日本で入手可能なものはたぶん、『ゴーストバスターズ』だけです。もう取り寄せられましたか?
byAuro3D at2022-01-24 15:47
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Auro3D様
Auro3D視聴記は、もう少しお待ちください。音楽物向けのAuro3D、映画向けのドルビーアトモスという位置づけは変わりませんが、比較するソフトがほとんどないので、優劣をつけることはなかなか難しいですね。まあ、もともと優劣をつけるものではないでしょうが、導入を検討している人にとっては、本当はどうなの?という疑問は常について回りますよね。Auro3Dソフトをダウンロードして、試してみたいと思います。
Roonの件で、誤解を与えるような表現をしてしまったので、訂正をしておきます。Roonは5.1チャンネルに対応しています。我が家で使っているNADAC PlayerはRoonで動作するので、マルチチャンネルのソフトがかからないと使えません。Auro3Dさんにお伝えしたのは、ISPのRoonが2チャンネルしか対応していないということでした。なぜ対応していないのかは分かりませんが、本体は11.2チャンネルにも対応しているのに、Roonの5.1チャンネルに対応してないのはよく分かりませんね。
ナスペックのMさんによると、2か月に1回ぐらいストームオーディオの担当者との話し合いがあり、その際に日本からの要望を伝えるということなので、USB-B端子の増設やRoonでのマルチチャンネル再生対応など、要望してみてはいかがでしょうか。私も機会があるときには、お伝えしようかと思っていますが、複数の人からの意見があれば、より反映させやすいかなと思います。
byグランドスラム at2022-01-26 14:10
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グランドスラムさん
再レス、ありがとうございました。
>もともと優劣をつけるものではないでしょうが、導入を検討している人にとっては、本当はどうなの?という疑問は常について回りますよね
まさにおっしゃる通りです。私がグランドスラムさんの「Auro3D試聴記」を熱望しているのは、1.私などより断然マルチチャンネルによるオーディオおよび映画音響再生のご経験が長い2.お部屋の形状が拙宅に比して普通の6面体で、そこでの感想が他の方の参考になる部分が多い3.お持ちのシステムが、拙宅に比してハイエンドであり、このようなハイエンドシステムで構成されている環境でもAuro3Dの「効果」はあるのかどうかについてご関心を持っている方が多い―という理由によるものです。じっくり取り組んでください。大作を楽しみにしております(笑)。
Roonの件は、ありがとうございます。確かに私の環境でも5.1chはOPPO経由なら大丈夫ですね。
ナスペックへの要望については、了解しました。ただ、Mさんはこのコミュニティのお得意さん(私やグランドスラムさんのみならず?)の日記はたまに覗いているようですよ(この前、
TIASでお会いした時、「勉強させてもらっています!」なんておっしゃってましたから(笑)。
byAuro3D at2022-01-26 17:34
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Auro3Dさん
2Lのファイルですが、e-onkyoで販売されているのはAuro3Dではないと思います。2LのサイトからであればAuro3DがDLできるみたいですよ。
byシバンニ at2022-01-28 12:17
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シバンニさん
確かにそのようですね、ありがとうございます。
しかしやっぱり私はDLで購入するのはやめておきます(それ以外の手段では入手できないものであれば別だが)。実は先日DLしたAuro3Dファイルのうち一つにノイズが入っていて、サポートに連絡したら、「Flacだと再生時にノイズが入ることがあるから、WAVを送ります」と言われて、再送してもらいました。
こっちの世界には詳しくない「文系おじさん」には、やっぱり物理ディスクの方が安心です(汗)。ゆえに2Lはディスクで買うことにします(笑)。
byAuro3D at2022-01-28 19:49
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シバンニさん
追伸です(笑)。今日、久しぶりにじっくりと2LのHPを見ていたところ、ディスクではSACDでしかでていなくて今までノーマークだったアルバムが、よく見るとダウンロードではAuro3Dで楽曲が提供されているものがいくつかあることを発見し、早速2枚ほどポチって見ました。Auro3D環境のある伊豆に次に行けるのが来月の連休の頃なので、それまでは東京の書斎で5.1ch再生で楽しんでみます。
てっきり、2LレーベルはAuro3Dでの楽曲はすべてBD発売しているものと思い込んでおりました。シバンニさんとのやり取りのお陰で、「瓢箪から駒」でした(笑)。ご参考まで。
byAuro3D at2022-01-29 11:51