Auro3D
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伊豆の別荘で マルチチャンネルオーディオ6割 2chオーディオ3割 ホームシアター1割 という週末を過ごしています。 私のオーディオに対するスタンスは、「原音再生は求めず、<オーディオ再…

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Auro3DとAtmosと5.1chマルチと2chとを共存させています
Auro3DとAtmosと5.1chマルチと2chとを共存させています
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【サラウンドスピーカー四変化】(2022年7月末更新) 最新は、こちら↓ https://philm-community.com/Archive/my-room/auro3d/7814/ …
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日記

WOWOWの主催する、「ハイレゾ・3Dオーディオ試聴会イベント」に行ってきました!―Auro-3D、MQA、ストリーミング等、情報多数。永久保存版!!!

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2022年09月05日

以前もご報告しましたが、 WOWOWはAuro-3Dに関心のある会社で、「Auro-3D友の会会長=自称」としてはずっと注目してまいりましたが、この程、WOWOWのスタジオでPilot testに立ち会わせていただく貴重な機会を得ましたので、ご報告したいと思います。

<9月5日19:30追記:ありがたいことに、この記事をご覧になったWOWOWの入交さんからメールをいただきまして、いくつか加筆修正いたします。私には理解不能な(汗)記述もありますので、いただいたメールのまま、【】内にて明示させていただきます>


実は、上記の「実験」の際には、開発中のω(オメガ)プレーヤーというデコーディングソフトが、「HDMI出力のついたMac Bookでないと、AVアンプ経由によるAuro-3Dは聴けない」と知り、泣く泣く参加を断念し、「次こそは!」とわざわざこの春、Mac Book Proまで購入して(笑)その機会を伺っていたのですが、今回の案内はなんと、スタジオで直接体験させていただけるということで、福岡出張から帰ってきたばかりでしたが、またも家を留守にいたしました(笑)。

まず現場となったスタジオをご紹介しましょう。スピーカーはすべて、旧東ドイツのプロ用モニタースピーカーとして世界的に名高い、musikelectronic geithain (以下ムジーク)のアクティブモデルで、大小は混在していましたが、SW2台も含めて(これはムジークではないようでしたが、メーカー名を伺うのを忘れました=汗【サブウーハもムジークで、BASIS 14Kです】)、30畳ほど(?)のお部屋に33台設置されているそうです。もちろん、これらがすべて同時に出力されるわけではなく、NHKの22.2ch、Atmosの7.1.6ch、Auro-3Dの13.1chという各イマーシブ音響フォーマットのフルスペックにすべて対応すべく、そのスピーカーの位置に関する定義(後述)に則った配置をしたため、このような数になったそうです。これらを束ねるコントローラーはプロ用の機器で、別室にあるとのことでした【Avid のMTRXというI/OとDADmanというソフトの組み合わせで行っています】。

上記はすでに始まる前から、会場で準備をしておられたWOWOW技術局エクゼクティブ・クリエイターの入交さんに個人的に「質問攻め」をして得られた情報です(笑)。

さて、入交さんがマイクを持たれて(このPA用のSPはちゃんと別にTannoyが設置してあるというこだわり様!)、まずは様々な音源による、2ch、5.1ch、13.1ch、22.2chの比較からスタート。私が案内された席は、前から2列めでセンタースピーカーの真ん前、サラウンドスピーカーは90度にあるという、このときの椅子の配置の中では、恐らくベスト席に近いところだったと思います。

WOWOWはやはり「衛星テレビ局」が本職ですから、すべての音源に「映像」がついていました。今回は将来のストリーミング放送に向けての実証実験の一環ということで、すべてデータファイルはNTTのサーバーに置いてあり、当日はストリーミング再生による実演だったことには注意が必要です【前半は、192kHz24bit(中にはアップコンバートしたものあり、テニスなど一部作品)のマスターファイル再生。映像は音声ソフト(プロツールスというDAW)用に作成した低レート映像でした】。それゆえ、ビットレートには限界がありますから、正直、映像のクオリティは、普段UHDBDをV9Rで見慣れている者にとっては、かなりレベルの低いものでしたが、Auro-3Dファンの私の目的は「音」ですから、以下は、「音」だけに絞って印象を書きます(何度も言いますが、私は<映像付きの音楽>にある映像と音像の<フォーカスのずれ>が苦手なので、実演中、ほとんど目を瞑って聴いていました。このほうが「視覚」という認知バイアスが入らず、Fairに「聴覚」のみの評価ができますから)。

演目は、
1. マリンバによるバッハ
2. 山間部の野音
3. サン・ピエトロ大聖堂のミサ
4. 聖パウロ教会におけるベルディのレクイエム
5. テニス大会中継
6. 南佳孝
7. 大井川鉄道のSL
8. 熱海の花火大会
9. ボレロ
10. アカペラ
11. Jazz Trio
12. 落語
13. Bob James “Feel like Making Live!”

という、多種多様なLine Upでした。全部についていちいち紹介していくと長くなりすぎますので(汗)、特に印象に残ったものだけ言及すれば、まず、最初の演目は、偶然にもこのコミュニティで重ねて紹介させていただいた、国際的マリンバ奏者 名倉誠人が東京カテドラルで演奏したものでした。つまり、
.彼のマリンバ演奏のAuro-3Dファイルは持っており愛聴盤の一つで、
2.彼のLiveにも行っており、
3.さらには東京カテドラルの音も体験済み
という、恐らくこの会場で私以上に(笑)、このソースをAppreciateできる人はいないんじゃないか、というぐらいの条件が偶然にも揃っていました(笑)。ゆえに拙宅におけるAuro-3Dでの再生音、芸劇で聴いた名倉さんの演奏、そして東京カテドラルのオルガンコンサートで体験した残響音という、私の中の3つの「音経験」を総動員して比較しようと、一音も聴き逃がすまいと全神経を集中して聴いたのです。

その印象は最後のDiscussionのコーナー(後述)でも発言したのですが、普段イマーシブオーディオを聴き慣れている私には、2chや5.1chとの差などは今更ここに書くものでもないのですが、拙宅と同じ13.1ch(Auro-3D)フォーマットでは、ムジークの高音再生能力の高さからくる、空間の広がり感・静寂感はとても優れていました。ただ、これが22.2chとなると、私の耳には、「風呂場のカラオケ」感が強く感じられるようになり、「音波が過剰に、整理されずに飛び交っているなあ」という感想を持ちました。

自分の経験上、もしかして?と思い、「ここはf特や位相などの音場補正をしていますか?」と尋ねてみました。すると答えはNOでした。「プロ用機器だからもちろんその機能はあるが、それをやってしまうと、キャリブレーションした位置だけの音が突出して良くなって、他の場所の音がとても悪くなってしまう。今回は、何人ものお客さんをお招きしているので、全員が80点ぐらいの音で聞けるように、素のままにしました」とのご説明を入交さんから受けました。納得しました。22.2chは「80点」の調整では、あの部屋の大きさを持ってしてもスピーカーが多すぎるのだろうと理解しました【今度は、是非制作時のスピーカ配置でキャリブレーション後の状態でお聞きください。そもそもスピーカからVOGとBC以外は等距離ですので、ディレイ測定値は0でした。調整は日本音響さんが実施しています】。

他には、サン・ピエトロ大聖堂のオルガンは、現地で聴いたことがあるだけにあのときの感動が蘇りました。特に驚いたのは、入交さんが「SWは使っていない」と説明されたことです。聖堂全体が共振するような、巨大なオルガンの音場が精緻に再現されていたのですが、SWなしとは。これは22chの方が良かったです【この作品は13.1chでした】。低域の量感は「数は力なり」ですね。ムジーク恐るべし、でもありました。

ベルディのレクイエムは左右のサラウンドSPから出るバンダの音が印象的で、これは「絶対に2chでは再生できない音場(真横からあの音量の音を感じることは、いくら優れたルームアコースティックを持ってしても、前に2台しかないSPでは物理的に再現不可能)」を思い知らされる曲です。WOWOWさん、これ売ってください、1曲5000円でも買いますので(笑)。

「熱海の花火大会」は別荘から近いので何度も行っていますが、あそこは山に囲まれる湾になっていて、山びこがこだまするんですよ。その感じがよく出ていました。まあ、流石に現場の<空気が動く破裂音>までは出ていませんでしたが(笑)【この音圧は並みのSPではでません。スピーカが飛ぶ!】。

最後のBob James ですが、実は彼はこのスタジオに来ておられます。彼のこのアルバムはAuro-3D化されていることで有名ですが、その作業をなさったのが、何を隠そう、今、私の目の前にいる入交さんなのです。そのインタビューや動画が残っています。

実はここから先が個人的には「大ニュース」だったのですが、上記演目のうち、10番以降は、192/24による「オリジナル」Auro-3Dと、ωプレーヤーを経由した圧縮音源【192をダウンサンプルした】によるAuro-3D、さらには「MQAでエンコードされたAuro-3D」の3つのフォーマットを聴き比べる、という趣向となっておりました。

MQAについては、かつて二つの記事をUPして、皆さんに色々と教えていただきましたが、今回勉強になったのは、MQAは単にハイレゾを圧縮・復元できる機能だけでなく、Deblurrと呼ばれる、「音のボケ」を低減する機能があるということです(知らなかったのは私だけ?=笑)。


頂いたパンフレットと会場にいらしたMQA Tokyo Officeの三上勉さんに伺ったところによると、アナログの音(原音)をデジタルに変換する際に、必ず「時間的なズレ」が発生するそうです。だから普通のCDやハイレゾファイルは、厳密に言えば「過渡的な音が滲んでいる」状態なんだそうです。そして、実は人間の耳は、この時間軸のズレに非常に敏感であるそうで、Live(原音)に比してデジタルの再生音がどうしても「平板に」聴こえるのは、この「ズレ・滲み」のせいだと。

でMQAは原理的に(詳細は私レベルでは不明=汗)、そのエンコードの際に、これらの「ズレ・滲み」=Blurrを除去する機能があるそうなんです!

ということで、当日は、まだωプレーヤーの方にMQAデコード機能が実装されていない(?)ということで、エンコードした状態の音が再生されたのですが、これは当然、圧縮(MQA的に言えば、折りたたみ?)されています。無圧縮のオリジナルに比して10分の1のサイズになるそうです【正確には、AuroエンコードによりMQAの折り紙情報が喪失するため、元のサンプルレートには展開できない。MQAによる圧縮効果、1/4(192k⇒48k)AURO-3Dによる圧縮効果2/3(13ch⇒8ch)
MPEG-4 ALSによる圧縮効果2/3 合計でおよそ1/10】。

じゃあ、音質も10分の1かというと・・・

うーん、むしろ、「空間感」は「オリジナル」より優れている気が・・・Jazzなんかだとアタック音の瞬間の力強さは、「オリジナル」には負けている感じでしたが、ダブルベースの低域なんかは量感的には多く、私の好み(笑)。MQAの2chのCDは何枚も持っていますが、MQAのAuro-3Dは生まれて初めて聴きましたが、クラシックがなかったのは残念ですが、交響曲なんかだったら文句なし「オリジナル」よりこっちのほうが良さそうな予感がしました。しかも、技術的には途上ですが、デコードもできるようになれば、「ハイレゾ」そのものですから、Deblurrと相まって完璧でしょう。

ただ、ダブルベースの「ゴリ感・実体感」が、拙宅に比してイマイチだなと感じ、仕事柄(何の仕事?=笑)公の場で忖度した発言をしない私は(汗)、これもはっきりとDiscussionのパートで申し上げましたが、恐らく、拙宅はSW4台(ここは2台。しかもフロント置き)でDirac LiveのBass Controlで、ピンポイントのリスニングポジションで位相などを完璧にコントロールしているのに対し、ここでは先に述べた理由で「何の補正もしていない」ということによる違いではないかと思いました【ちなみに、山本トリオはSWなしです。ボブジェームスはありです】。

試聴会終了後、別室に移動してDiscussionとなったのですが、実は当日会場には、オーディオ評論家の麻倉さんがいらっしゃっておりました(事前予告はなかったです)。私のすぐ横におすわりになったのですが、マスクをつけておられるのですぐにはわからず、でももしかして、と「津田塾で非常勤をされておられた麻倉先生ですか?」とお声がけしました。私は仕事つながりで彼の講義が学生にとても評判が良かったということをかねてより聞いていたのです(笑)。

彼は「オーディオ評論家の麻倉先生ですか?」と聞かれ慣れているでしょうから、一瞬ビックリされておられましたが(汗)、こちらの素性を紹介してから色々とお話を伺うことができました。他にも錚々たる参加者がおられ、先にご紹介したWOWOWの入交さん、MQAの三上さん以外に、Auro Technologies日本支社(?)のHamasaki【濱﨑】さん、サイデラ・パラディソ(オノセイゲン氏のレコーディングスタジオだそうです)の鶴岡さんといった業界関係者の面々。

当然そこで交わされたDiscussionには貴重な情報が満載だったのですが、長くなりますので順不同で箇条書きにすると(敬称略):

1. Auro-3DやNHKマルチに比して、2chだと音が三分の一ぐらいに減る(麻倉)
2. Auro-3Dに最適化された映画館が日本に一箇所だけある(麻倉・Hamasaki)=後に調べたところ、「ポレポレシネマズいわき小名浜」というところのようです。行った方は是非ご感想をお願いします!
3. ヤマハの最新のAVアンプの直近のUpdateで、AtmosやDTS-XもAuro-Maticで、疑似Auro-3D化できる機能を実装した(Hamasaki)=私のAVプリではAtmos信号を受信するとAtmos以外では再生できないので、これはすごい!欲しい!!!早く5300出ないかな(爆)
4. Auro Technologies社は今回の買収劇のおかげで、資金力が倍増し、開発パワーも倍増した。今、人員を増やしている。近々、大きな展開があるだろう(Hamasaki)
5. オーケストラ曲の録音は、原音再生はできない【ホール録音は、現場で聴いた印象と収録してきた音の再生での印象は大きく異なる。それは人の両耳聴の特性が大きく関係している】。客席の一番いい席にマイクを置いて録音しても音がボケるので、各楽器へのOnマイクで録音したもの【明瞭度がない録音となってしまうことが多いので、楽器(オーケストラ)の音を狙うメインマイクとホールトーンを狙うアンビエンスマイクで収録】などをスタジオでMixしてマスタリングしている(入交)
6. スピーカー間は、無相関が理想【パンポットを使用して、同相の音を複数のスピーカから同時に出すとカラーレーションという現象が生じて音が汚くなる】。だから理論的には1スピーカーに1音(1楽器)がベスト=つまりSPは多ければ多いほど有利【だから別々の音を各スピーカにアサインするのがベスト
注)スピーカの数がおおければよいというものでもない】。(三上)
7. Auro-3Dのスピーカーの配置に関する定義については、そんなに厳密に考えなくても良い。今のセッティングマニュアルだとあまりにもハードルが高く見えてしまうので、見直しをおねがいしているところ(Hamasaki【濱﨑】)
8. WOWOWはMQA&Auro-3D【などの高音質ストリーミングサービス】による事業化を検討しているが、Goサインが出るかどうかは需要次第(入交)

とまあ、まだまだありますが書ききれませんので(汗)、他は私の脳内に留めます(笑)。

終了後、活発に質問していた私へのファンサービス?か、どなたかが「一緒に写真を取りましょう」とおっしゃられて(流石に私はそこまで図々しくはない=笑)、ひとり残っていた私と関係者の方々が会場に戻って記念撮影(?)をしていただきました。

<写真:左から入交、鶴岡、私(=顔モザイクで失礼!)、麻倉、三上、Hamasakiの各氏>

ちなみに、この前の回では、音元出版の方がいらしていたそうですので、もしかするとPhilewebにもそのうちプロによる記事が出るかもしれません(お会いできていれば、「コミュニティやめないで!」と直訴できていたのに、残念=爆)。

結論的に言って、「MQA&Auro-3Dによるストリーミングサービス」が実現したら、私は<絶対>契約します(そのためにMac買ったし=笑)!Auroファンの皆さんもここで賛意を示して頂いたり、あちこちでこの情報を広めて頂ければ、WOWOWの経営者陣が<その気>になるかもしれませんので、是非よろしくお願いします!!!

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レス一覧

  1. Auro3Dさん

     いつもながら、というかいつもにもまして、素晴らしいレポートありがとうございます。まるで自分が参加したみたいに内容が良くわかり、昼休み中に、興奮しながら一気によませていただきました。
     WOWOWがAuro-3D音声はじめたら、donguriも契約したいとおもいますが、Macだけじゃなく、Winowsはもちろん普通の衛星放送チューナー経由でも再生できるようにぜひしていただきたいですね。

    bydonguri at2022-09-05 13:19

  2. donguriさん

    早速にレスをありがとうございます。

    >Winowsはもちろん普通の衛星放送チューナー経由でも再生できるようにぜひしていただきたいですね。

    Windows 対応は恐らくしてくるだろうと思われますが、電波で送るのは無理だというお話でした。技術的な問題より契約上の問題のような感じでした(技術的にはNHKは8K放送で22.2chをすでに放送しているので、できなくはないような気がしますが・・・DolbyやAuroがこれを認めてしまうと、映画館やBDの優位性が全くなくなってしまうからでしょうか…)。

    どなたかお詳しい方がおられれば、追加情報をお願いします。

    byAuro3D at2022-09-05 18:25

  3. Auro3Dさん

    衛星放送はだめですか。
    WOWOWは衛星放送のみと思い込んでいましたが、先ほど調べたらWOWOWオンデマンドもあるのですね。
    オンデマンド配信のみがAuro3Dの可能性があるあるという事なのでしょうね。

    bydonguri at2022-09-05 18:49

  4. donguriさん

    昨日のDiscussionでは、WOWOWによると電波はだんだん使わなくなるであろう、とのお話があり、びっくりしました。なんでも、イギリスではすでにBBCが電波による放送を止めているとか。

    今後は、ストリーミングが「放送」の中心になっていくとの見通しを示しておられました。とすれば、Broadcastの再定義が必要になってきそうですね。

    byAuro3D at2022-09-05 19:13

  5. Auro3Dさん こんばんは~♪

    ムジークとは実にいいですドイツ製で質実剛健(^^
    見た目からちょこっと製品品番をピックアップしてみました(間違ってるかも)。それと、スクリーンに映っている骨組みのは収録マイクですね? ついでに NHK技研の22.1chワンポイントマイクもあわせて紹介してみます。

       ↓↓↓


    ■LCRスピーカー 『 RL 901K 』
    3ウェイ同軸チャンデバ内臓パワードXLR balancedインプット
    https://www.me-geithain.de/en/rl-901k2.html

    ■LCR以外     『 RL 940 』
    2ウェイ同軸チャンデバ内臓パワードXLR balancedインプット
    https://www.me-geithain.de/en/rl-940-rl-940c.html

    ■SW         『BASIS 13K』
    XLR balancedインプット Fc無段階調整1000wパワー
    https://www.me-geithain.de/en/basis-13k.html

    ●NHK技研 22.2chワンポイントマイク
    https://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/1065/976/html/20.jpg.html

       ↑↑↑

    紹介ここまで


    そういえば・・・先日、
    信号ケーブルが長い事を理由に 「このコミュニティは早く辞めるべきです。口のうまい人だけがのさばり始めたらおしまいでしょう。」なーんて 私のところにレスして来た困ったさんがいらっしゃいましたが・・・ こっちの世界は パワードが多いのですよね。此処のAVプリに該当する装置と、これらスピーカーの接続は、順当に考えればバランスケーブル(XLR)ですよね?。Danteのようにネットワークで遠くまで信号送るのもありますけど1部屋で使うようなイメージではないし・・・。 しかし先端の現場、見て感じて質問も出来る(Auro3Dさん)凄いです(^^


    ※独り言なので返答不要です!! 
    .

    bynightwish_daisu at2022-09-05 19:29

  6. Nightさん

    さすがですね!先ほど、WOWOWの入交さんから指摘があったので修正したところですが、SWを写真だけでムジーク製と見ぬくとは!(機器にサッパリ疎いワタシ…汗)

    当然ですが、ムジークのアクティブスピーカーはすべてXLR接続でした。もし隣の部屋からずっと引いてきているとすれば、一番遠いところでは何十メートルになるかと思います。

    >しかし先端の現場、見て感じて質問も出来る

    職業柄の属性ですよ(笑)

    byAuro3D at2022-09-05 19:56

  7. 貴重なレポートありがとうございます。

    4.2chのサラウンドから2chに戻しても音がかなり減ります。Auro-3Dが完成すると3分の1になるのか、それはもう戻れないレベルですね。

    Auro-3Dの配置に関しては、スピーカーの特性が良く、軸外がどこまでフラットかによるかもしれません。指向性がやや強いスピーカーでも配置がそこまで気にしなくてもよいのであれば、なお良いことだと思います。

    WOWWOWさんがAuro-3Dの配信を始めて下さるとうれしいですね。

    byきょや at2022-09-05 20:47

  8. きょやさん

    この2年間、レスをいただいた記憶が無かったのに(笑)、すっかり、最近、ついてきますね!急にAuro-3Dにご関心を持ち始めたということでしょうが、喜ばしいことです(もうここは終わりが近いですが=笑)。

    Discussionの席で、「私の友人が現在新築中で私が強くAuro-3Dの定義によるSP配置を勧めたのだが、Atmosのように天井埋め込みSPがダメ、とInstallation Manualに書いてあるためあきらめた」、という話をしたら、Auroの濱﨑さんが、「あれは厳密過ぎるので改訂を依頼中。そこまでこだわる必要はない」という趣旨のご発言をされておりました。確かにAuroは2Fのスピーカー群もリスニングポイントに向けるように、と指定しており、これを厳密に守ろうとするとかなりスピーカーが目立つ形でしか上部に設置できないので、リビングオーディオにしようとしている方にとっては、ハードルが高い(特に奥さんが反対する=爆)のですよね。恐らく、SPの指向性がそれほど鋭くないものを使えば(例えば、ドーム型ツィーターとかリボン型(?)とか)、埋め込みSPでもOKなんじゃないでしょうか?

    拙宅の場合は、そもそも肝心かなめのVoice of Godが真下を向いていないのですが、最近、グランドスラム邸、X1おやじ邸、シバンニ邸と訪問し、すべて真下向きのVOGでしたので、ちょっと気になってきました(汗)。

    byAuro3D at2022-09-05 22:03

  9. Auro3Dさん こんばんは~ 『BASIS 14K』でしたか、残念(笑)

    それにしても当日記の「箇条書き」 は 上出来ですね(^^
    今回の日記で、Auro3Dさんが世間に言いたい事をほぼ網羅できたのではないでしょうか? 記憶が曖昧な事もないですしProfessionalの添削も入る(驚)

    話は飛んで、
    定在波とか共振とか?部屋の問題は色々ありますが、それでもなお、定在波とか共振という種々の 問題から "完全に解き放たれる" ヘッドホン は、不思議と 人はまったく納得できない訳でして(笑)。 無対策住環境 で テキトーに鳴らす ステレオ(2.0ch)の方がマシかも?みたいな感じ?。 理想のホームシアターは無響室にあるか? というと? そんな訳もないですし。 果たして響きや振動を無くす事が全てではないというか、むしろ無くなったらやばい的な前振りをしておきます。


    で?
    マニアではない一般的な人々の好感度?を "妄想" で 纏めると、
    以下のような感じかな?
    ********************************************

    無対策住環境( 2.0ch) ≒ ヘッドホン

    無対策住環境( 5.1ch) >> ヘッドホン

    無対策住環境(Auro3D) >>>>> ヘッドホン

    ********************************************

    しかし、スピーカーの数が多くなる程、指数関数的に難易度が増えていくと考える人もいます。スピーカーユニットのネジは毎日緩むと考えている人も中には・・・いらっしゃるかも?。 0.1mmセッティングに代表されるような・・・ おおよそ 殆どの人には到達不可能なムズカシイ再生芸術を標榜する ”ピュア” オーディオマニアさんらの一群?ほど、そのように考える傾向があるかもしれません。(毎日ネジの締め直しが必要なスピーカーがもし実在するなら、そのような不安定なスピーカーは信頼性の高い製品へと入れ替えてしまうのがPROかもしれません。)
    『2chすらもまともに再生できていないのに、スピーカーを増やすなど許されない。 基本から出直せ!!』
    『そもそも人間に耳は2個しかついていない。』
    いろいろな意見があるでしょう・・・。


    1レスに収まらなくなったので つづく
    .

    bynightwish_daisu at2022-09-05 23:40

  10. つづき

    話を戻すと、
    音の発生した方向とスピーカーの位置が ”ほぼ一致する” マルチch環境は、人間の感覚にとって自然で馴染みやすいです。
    映像の中の人のセリフはスクリーンから、後ろから迫る敵は後ろから音が出るのがイイ。とてもシンプル。三角形の頂点の位置取りと、5m先の針の穴に糸を通すような魔術師的な技術はそこには不要なんですよね。


    そもそも論?ヴォーカルもの、歌い手が独りの場合を考えましょう。マイクも1本です。ところが、ステレオ再生では真ん中1本ではなく計2本の極力同じ特性のスピーカーを部屋の左右に配置して、極力おなじヴォーカル信号をそれぞれのスピーカーに出力します。まるで本当は一人しか歌っていないのに、双子を造って歌わせるかのように・・・。これって見方によっては気持ち悪くありませんか? 左右の壁と床を代表にあらゆるところから 倍近い 不要な反射が生まれるのですしね。(定位が強いとそれにマスクされて(反射に)気付き難いだけで、気になりだすと?)

    それでも魅力的なハイエンドオーディオの世界。
    膨大な時間とオカネを使っても得られるかどうか分からない、一部の限られた人にしか与えられない至福の時間・・・。それはそれで STEREO再生の 『夢』 が あって魅力的ではあるのですが・・・。

    それよりも?
    『現実的』 に考えて、より多くの家庭に
    イマーシブサウンドを届けられる 製作・再生環境の方が・・・ より多くの人の幸せに繋がるような気がしています。

    見る人によっては 落第生ばかりの 2ch再生環境よりも、
    みんな80点みたいな平和的・平均的な 良き体験の仕組み。
    その製作・再生環境の一つが、Auro3Dだと理解しています。

    少し強引ですが、
    部屋の響きは音楽にとって必要かどうかというよりも、快適な空間ために必要であって、スピーカーからの直接音がそれらの響きよりも大きければ(前述の? "マスクされて(響きに)気付き難い" 状況に助けられて)どのような部屋でも2chより容易に高得点・好感触を得られると考えられます。


    日記の、
    モザイク入りの写真をみて『権威を笠に着やがって!』みたいな言い方する 嫌な人 も トーゼン 出てくるでしょうが・・・、そんな "マイノリティーな声" は無視して 友の会会長として堂々と あちらにも投稿しましょう。 推敲がまだ続くかもなので、今すぐにとは言いませんが、是非(^ー^。
    .

    bynightwish_daisu at2022-09-06 00:21

  11. Nightさん

    まあ、私は決して、マルチチャンネルオーディオが2chステレオより「あらゆる面で」優れているとは思っておりません。

    実はWOWOWの入交さんとはその後も未だに(汗)、メールにてDiscussionが継続中でして(こういうところは、やはり理系の方の尊敬すべきメンタリティーですね)、他チャンネルも、特にオブジェクトベースですと、「カラーレーション」と呼ばれる弊害が目立って来るそうです(まだ、理解が追い付いていませんので、受け売りはほどほどにしておきます=汗)。

    先日のDiscussionのところで、MQAの三上さんが、「時間軸のずれによる、音の<にじみ>は、アナログ録音・再生においては原理的に発生しない」というようなことをおっしゃっておられ、私はそれを聞いて、「もし、自分が2chを極めるならアナログに限るな」と思いました(残念なことに、マルチのアナログ録音は存在しないですから=かつて「4chアナログ」レコードがありましたが、それがせいぜいで、まさかあのビニールとレコード針の摩擦によって、13chをDiscreetには録音・再生はできないでしょう)。確かにハイエンドのアナログレコードシステムの方が、Live音源なんかはリアリティを感じさせるなあ、という経験をさせていただいたことがあります。問題はアナログでデジタル並みのS/N比とかダイナミックレンジを稼ごうと思ったら、天文学的な(爆)コストがかかる(でも2chどまり)、ということですね(汗)。

    byAuro3D at2022-09-06 09:38

  12. Auroさん、おはようございます。力作有難うございます。
    何度もお会いしているので、その現場で、パワフルに質問しまくるAuroさんの姿が目に浮かびます。
    羨ましい体験です。ご一緒したかったなぁ。
    最後の8項目はそれぞれ面白い議論になりそうですね。
    私は音楽マルチチャンネルソフトの普及にはAuroさんも賛同されているストリーミング化が必須と考えています。そして同時に、Upmixの更なる高度化と文内にもあったハード側の制限の緩和が重要かと。
    化学技術で何とかできるはず。今後に期待したいです。

    bytaketo at2022-09-06 09:46

  13. taketoさん

    いつも目配り、ありがとうございます。

    Auro-3Dのようなイマーシブオーディオに取り組んでおられる専門家の方々も、何とかもっと認知度を上げようとして努力しておられる(それが結局、需要=ビジネスにつながる)ようで、その意味ではtaketoさんのようなイマーシブオーディオの魅力に気がついた方が、積極的に発信してくれることを期待しているようです。「Auro-3Dは気にいったけど、自分だけの楽しみとして誰にもその魅力は語らない」という<内向き>の方ではなく、「この喜び・楽しみを一人でも多くの人と分かち合いたい」と思っていて、かつそれを言語化する能力の高い「語り部」タイプの方々とは、積極的に交流したいようでした。

    その意味では、そういう<外向き>の方を一定程度集めれば、「勉強会」などに専門家をお招きすることも可能かもしれませんね。taketoさん、主催しません?(笑)

    普及の見通しに関しては、私はマルチのハードルの一つに先に紹介した新築中の友人の例にあるように、スピーカーのセッティングの問題があると思っています。実はポルシェの一部車種では、Auro-3Dが「標準」のオーディオセッティングになっているそうで、車のピラーや天井やドアなど、あちこちにSPが埋め込んであるそうです。これをゼロから自分の車にセッティングするのは大変ですが、最初からついていればハードルは「無い」わけです。

    同様に、私は、例えば一流のハウスメーカーが、今やエアコンなどを埋め込み型にして「標準装備」にしているように、リビングにスクリーンやプロジェクターや液晶テレビがBuilt-inされ、そしてマルチチャンネルスピーカーが壁や天井に目立たないように埋め込んであるような家が「標準仕様」となった時に、「マルチ以外で音楽を聴く人がいなくなる」時が来ると思っています。22世紀かな?(笑)

    byAuro3D at2022-09-06 11:02