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Auro3D
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伊豆の別荘で マルチチャンネルオーディオ6割 2chオーディオ3割 ホームシアター1割 という週末を過ごしています。 私のオーディオに対するスタンスは、「原音再生は求めず、<オーディオ再…

マイルーム

Auro3DとAtmosと5.1chマルチと2chとを共存させています
Auro3DとAtmosと5.1chマルチと2chとを共存させています
持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーン130型以上 / 8ch以上
【サラウンドスピーカー四変化】(2022年7月末更新) ここ伊豆でのMy Roomは、8面から成る立方体で、完全に対称となって向き合う平面が一つもないという変形部屋、2階屋根まで吹き抜けの空間、…
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日記

donguri邸訪問記-ATMOSとAuro-3Dの正規スピーカー配置による音の、「違いが分かる家」

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2022年09月21日

本コミュニティにおける数少ない(泣)Auro-3D仲間で、Voice of Godを備える「Auro3D友の会正規会員」(爆)のdonguri邸を初訪問させていただきました。先に、donguriさんが伊豆の拙宅にお見えになったので(追記も書いていただきました)、「相互訪問原則」に則って、今回、私がお邪魔したというわけです。

ご自宅(というより別荘?)は、山梨の八ヶ岳高原別荘地内にあり、白樺の木々に囲まれて遠くの山々を見渡せる、素敵なロケーションにあります。

まだ建てて数年という真新しい高断熱ハウスの一角に、パイン材で壁を仕上げたdonguriさんの「聖域」(ここはどう使おうが、奥様は口を出さない、というお約束があるそうです=笑)がありました。

<写真

お部屋の広さは10畳ほどの正方形に近い形で、「定在波対策が大変」とのことで、ご覧のように、部屋のコーナーには吸音材が工夫されておかれています。基本的にはDIYでなされているとのことで、不器用かつ無精なのでDIYが苦手な私からみると(汗)、これを見るだけで、やはり「マニア」だあな、と「仰ぎ見モード」に入ってしまいます(笑)。

なんと、donguri邸を訪問するオーディオ関係の知り合いは私が初めて、ということで、donguriさんはわざわざ、二日間かけて「準備」をされたそうです。その準備とは、これです。

<写真

donguriさんとはすでにこれまでかなりレスやメールのやり取りで情報交換をしてきた仲なのですが、その中で、ある時私が、「この2、3FのスピーカーはいくらなんでもUpgradeした方が…」というようなことを口走ったのをdonguriさんは覚えておられて、わざわざ、私の訪問前に急きょ、4台のAuro用の2Fのスピーカーをご自分で交換されたというのです。

<写真この左下に映っているのが、以前のパイオニアのSP。VOG(とセンターハイト)はまだパイオニアのまま(「マイルーム」より拝借)

元々設置してあったSPはパイオニアの、まあはっきり言えば入門機(汗)で、実はこのシリーズのフロア型のものを使っていた友人がいて、たまたま彼のところで以前聴かせてもらったことがあり、そのあまりの<ラジカセ風の音>(笑)に、「さすがにもうちょっといいのに買い替えなよ」と言った記憶があったのです。何といっても、donguri邸は、フロントLRがB&Wの805D3、サラウンドもSBも同じ700シリーズで揃えておられるのを知っておりましたので、行く前(つまり聴く前=汗)から、「映画の効果音ならともかく、音楽鑑賞の場合はいくら何でも音質が揃うわけないだろう」と、どこかで差し出がましくも書いてしまっていたようです(実はこれ、自分にもブーメランしてくるコメントでして、これについては別稿で=汗)。

ということで、それを真に受けた(笑)donguriさんは、DIYにて700シリーズをフロントハイトLRと、サラウンドハイトLRの計4台、二日間で、ちゃんと角度をつける工夫までされてご自分で設置されたのです。

私はもちろん、Beforeの音を知らないので、donguriさんに恐る恐る「変わりましたか?」と伺うと、「全然違う!苦労した甲斐がありました」と言っていただき、なんとか面目を保ったのでありました(笑)。

例によって前置きが長くなりましたが、ここから試聴です。当然、Auro-3Dのネイティブソフト(教会音楽、ピアノ曲、マリンバなど)を中心に聴かせていただきました。donguriさんの好みは拙宅に比して控えめな音量ではありますが、不思議と物足りなさは感じず、むしろB&Wらしい静謐な音と、このWoodyなお部屋と、この景色(窓外には、白樺の木が散在し、その向こうには日本アルプスの山々の稜線が。しかもこの日は台風が通過したばかりで、雲の動きがまた幻想的で、『牧神の午後への前奏曲』なんか聴いたらよさそうだなあ=残念ながら私の知る限り、Auro-3Dではまだ存在しない=と)には、このぐらいの音量がマッチしているなあ、と感じ入りました。

奥様の手作りのケーキと合わせて、とても優雅な午後を過ごすことができました。Cozy、という一言です。

さて、donguri邸で特筆すべきことは、わざわざ、ATMOSとAuro-3D用に、それぞれ最適なスピーカー位置に2FのSP群が各6台づつ設置してあり、それを切り替えて聴くことができるようにしている点です。

オタクな方はご存知のように(汗)、ATMOSとAuro-3Dの両方が再生できるAVアンプは数々あれど、厳密に言えば、「二兎を追う者は一兎をも得ず」で、普通はどちらの定義もごちゃ混ぜになったSP配置をして、それでお茶を濁している、と思います。

具体的に言えば、ATMOSでは2Fのスピーカー群は、「トップスピーカー」と総称され(ややこしいことに、これはAuro-3DではVoice of God、つまりリスニングポイント真上のSPの名称です)、理想的には天井埋め込みSPを<真下に向ける>、となっているはずです。

これに対し、Auro-3Dでは、基本的に2FのSP群は、「ハイトスピーカー」と総称され、壁の高い位置に、<リスニングポイントに向けて>設置することが推奨されています。

先日お邪魔させていただいたWOWOWのスタジオも、同じような考え方で、すべてのフォーマットで正規のSP配置による音を体験できるように、30以上のSPをスタジオ内に設置してありました(こちらはさらに、NHKの22.2chにも対応)が、一般家庭でこれを実践しておられる方は、私の知る限りではdonguriさんただ一人です。ゆえに、この10畳ほどの部屋の中に、両フォーマットで共有できる1Fの7ch以外、2Fは、ATMOS用の天井埋め込みトップスピーカーが6台(フロント・ミドル・リア)、Auro-3D用に別にハイトが6台(フロント、センター、サラウンド、トップ=VOG)プラスSW1台の計19台、つまり、7.1.12となっています(ちなみに拙宅は、9.4.8)。

この2Fの6台2セットを、ATMOSとAuro-3Dという再生フォーマットによって切り替えるためのスイッチが、これらです(もちろん、各SPセットごとにキャリブレーションをしており、それらは「プリセット1,2」としてAVアンプに保存されている)。

<写真(左下にトグルスイッチが見える)

そこで当然、オーディオ的な興味としては、これらのフォーマット・スピーカー配置の違いによる、音の変化がどのようなものか、にありますよね(笑)。早速、同じ曲を両フォーマットで録音されている、2LのBDソフトで聴き比べをさせていただきました。

(『LUX』のオーディオフォーマットを選択する画面。5.1ch、2ch、ATMOS、Auro-3Dの順に並ぶ)

普段、donguriさんはATMOSセットは映画の時だけにしか使わないそうで、意外なことにご本人もこのような聴き比べは初めてなさるとか。

早速、Auro-3DのReferenceにしている、教会録音の少年少女(?)合唱曲『Himmelborgen』と、『LUX』というオケもオルガンも合唱も入ったグラミー賞受賞作品を聴かせてもらいました。

うーん(汗)。

「Auro-3D友の会会長=自称(笑)」としては、Auro-3Dがすべてにおいて圧勝だと聴く前から思い込んでいたのですが、意外や意外、『Himmelborgen』については、高さ感や、空間の広がり感はATMOSの方が感じるという結果に。これにはdonguriさんも驚いておられましたが、これはもしかするとATMOS用のKlipschの埋め込みスピーカーの位置が、物理的にAuro-3D用のB&W(この時点では、まだセンターハイトとVOGはパイオニアのまま)より1Mぐらい高い場所にあることと、お部屋が比較的コンパクトで、真下に向けてあるKlipschのスピーカーの高域が比較的指向性が弱く、広がりがあるからかなあ、と思いました。というのは拙宅では(もちろん、SP配置がAuro-3Dに最適化されているという点は差し引かねばなりませんが)、やはり何を聴いてもAuro-3DがATMOSより優れているので、個人的にはちょっと驚く試聴結果となりました。

ただし、これも二人の意見が一致したのですが、この差は、なぜか『LUX』ではあまり感じることがありませんでした。そして、発声の子音のくっきり感や、『Himmelborgen』の2曲目にある鐘の音の基音のリアリティ、『LUX』におけるバイオリンの活き活きとした生なましい音(tautology?)など、つまり「音質」は、やはりATMOSより原理的にハイレゾで録音されているAuro-3Dの圧勝でした(まあ、スピーカーの違いもあるのは間違い無いですが)。

・・・・・・・・・・・・
試聴はここまで。今回、音源(や部屋?)によってはATMOSに最適化したSP配置の方が、より優れた(=こちらが期待する?)音場感を演出することがあることを知ることができ、また一つ、3Dオーディオに対する自分の経験値を上げることができたような気がします。ただし(以下も自分に対するブーメランになりますが=別稿=汗)、こうしたフォーマットの違いによる「効果」は、各フォーマットが定義するスピーカー配置・数が<正確に>再現してあって初めてそれらの違いを「正しく」判断できるものであり、同じスピーカー位置のまま、Auro-3DとATMOSだけを単にAVアンプ側で切り替えて聴いて、「どっちがいい」とか「あまり変わらん」とは<軽々に言うべきではない>ということだけは、はっきりと理解できました(拙宅で行った両フォーマットの比較試聴はFairではなかった、ということです)。

このような手の込んだ貴重なシステムでの試聴機会を与えてくださった、donguriさんに改めて感謝申し上げます。

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レス一覧

  1. Auro3Dさん

    昨日はお疲れさまでした。
    また、速攻かつ詳細な訪問レポートのアップありがとうございます。
    donguri、この連休でハイトスピーカーを中心としたハードの整備に精いっぱいで、Audysseyの調整もオート調整やりっぱなしでした。
    それぞれ最適な調整をしていない状況での
    AtmosとAuro-3D比較では、
    ・教会での演奏など上から降ってくる音の表現ではAtmosがAuro-3Dを上回ることがある
    ・音の質に関しては、やはりAuro-3Dが優勢
    が今回の印象ポイントだったとdonguri思っております。
    ただ、Auro-3DのVoice of Godのスピーカーをアップグレード&調整したら、Auor-3Dの縦方向音場表現はよりよくなる可能性があるのではとも感じておりました。
    クラシック系の楽器のアンサンブル再生にはAuro-3Dを選び、映画やポップス系など音質がさほど気にならないケースではAtmosとAuro-3Dはソフトによってお好みで切替え、
    という使い方かなと思った次第です。

    bydonguri at2022-09-21 21:57

  2. donguriさん

    この度はお世話になりました。私は訪問記をUPするのがお礼の一部と思っておりますので(ただし、相互主義で、辞退されるかたは除く)、睡眠時間を削って(笑)拙文をUPさせていただきました。

    donguriさんが実践されておられることは、誰もが真似をできることではありませんが、特にマルチチャンネルの場合(これは3Dオーディオだけでなく、5.1chなどでも同じ)、フォーマットが指定するスピーカーの<台数と位置を厳密に>守らない限り、「Director’s intention」(今書こうとしているネタのキーワード=汗)は<正確には>再現できない、という「当たり前」のことに改めて気づかせていただきました。

    その意味で、今まで自分の中でATMOSの評価はある意味、「不当に」低かったな、と反省しております(笑)。拙宅はATMOSの指定するSP配置になっていないのに、その音にダメだししていました(汗)。さすがにこれからATMOS音源を<正確に>再現する環境は作れませんので、donguriさんにおかれては、今後、数少ないATMOSの音楽ソフト(カラヤンのベートーヴェン交響曲全集とか=お好きじゃないか=笑)を探求して、記事にでもしてご報告いただくことを期待したいと思います。

    今後ともよろしくお願いいたします。

    byAuro3D at2022-09-22 07:51

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