日記
秋冬物への衣替えと方向の徹底の決意
2021年10月31日
暑い日は過去のものとなりました。忙しくて時間がとれなかったの
ですが、ようやく時間を作れ、夏物のパワーアンプを秋冬用に戻しま
した。
夏物の2ndシステムを試した後に、秋物システムに戻す過程で
いろいろと学ぶ事が出来ました。
結果、今後はニアフィールドシステムでの追求に舵を定める事を決心
しました。
<夏物と秋冬物の比較>
・夏物の2ndシステムはスピカーケーブルが3m長程で
プリアンプとは1mのアンバランスで接続していました。
スピーカとはバイワイヤ端子はANSUZのバイワイヤケーブル
(Coax311購入のおまけ)を用いてシングルケーブルで
アンプと接続していました。
一方で、秋冬物のシステムはパワーアンプをプリアンプと3mの
アンバランスで接続し、スピーカのバイワイヤ端子を2本の
ケーブルで接続します。
またパワーアンプの置き方も、秋物の方が1段の単独ラックで
奢った設置です。
・元に戻して強く感じたのは、これらの差は、やはり大きい。
秋冬物の音はやはり良い。
夏に発熱を気にせず楽しめたのは大変良かったのですが、
やはり秋物の構成が大きく勝る事を痛感しました。基本パワーアンプ
の差以外は、使いこなしの差という事を意味するので、今の使いこなし
を大きく変えずに、夏物を刷新したいと思います。
・今後、1年かけて夏物のパワーアンプを現在のアンバランス専用機から
バランス兼用機に変更する事にします。まずは夏物アンプの売却です。
<システムレイアウトの変更>
・迷いが消えレイアウトの考え方が固定できたので、これで納得して
レイアウトを追い込めます。早速、眠っていたDG-28を使い
徹底的にいろんな配置で音場特性を取得しました。
その結論として、Coax311を生かし切るには、このアパートの
六畳間では「ニアフィールド」しかなさそうと結論付けました。
・新レイアウトでは、左右のスピーカー間は1,1mしかありません。
この配置で、どこまでステレオ感が出せるのか不安でしたが、
DG-28で測定を繰り返しながら、背面音調パネルを含めた
スピーカー配置、周りの吸音パネルなど、配置を追い込む事で、
安定した周波数特性と、十分な左右の音の拡がりを得る事が出来ました。
目の前にすぐスピーカーという配置ではありますが、目をつぶれば
そこには大きなステージが存在します。

・ただ従来、聴感でも感じていた事ですが、測定を徹底して悟った事が
あります。スピーカーの位置を変えたり部屋の置物を変えても、
L側の100Hz少し下の落ち込みは軽減できても、R側はなんとも
ならないという事です。
生活空間でもあり、他の置物や隣室への配慮など、複雑な要素が有り
これ以上のレイアウト変更は難しい。さりとて、ここからANKHの
森なんて無理ですので、やはり部屋の対策のみでは解決は難しそうです。
・従い宗旨替えを決断しました。音場測定専用機に徹底していた
DG-28を引退させ、今後の引っ越しも考えDG-58を導入し、
積極的にイコライジングを行う事にしました。昨日発注をかけました。
持ち家で部屋を作れぬ身としては、白旗を揚げた格好です。
※DG-28は液晶が焼ける難物ですが、基本はしっかりしたもの
で、イコライジング後の音も決して悪くはありません。名器だと
思います。しかし、何度も試聴出来る場でDG-58の実力は確認
できており、安心して任せる事が出来るので、新旧交代とします。
えDG-68? まだ聞いてないし、投資額的にも、もったいない。

・今後の加齢による耳の衰えも考慮すると投資対象としてはリーズナブル
と考えた事も背中を推しました。
<決心>
・別に軍資金に乏しい訳では無いので、最新の機器の評判を聞くにつけ、
食指は働きます。でも、やはり身の丈にあった範囲で楽しんでいこう
と思います。
とりあえずは中古機器で良いので、システム全体の完成度を高める
のが先決と腹をくくりました。
借家住まいが続く間は、この先の世界は目指さず、今の機器の使い
こなしを徹底する方に投資します。その決意が揺らがせぬ為、日記を
UPします。
(一番世界を変えそうなDC-1000は心残りですが我慢です。)
・しばらくはDG-58をいじくりまわす日々が続きそうです。
あとはボチボチ、夏用のパワーアンプをバランス接続が出来る機器に
置き換えていこうと思います。AB級のバランス入力がある中古機器
が狙いです。
まだ次の夏までは時間の余裕があるので、まずは余剰になる機器を
売って置き場所の確保からです。