日記
[第2幕] メインシアター Rouge/Noir の音響面(2) <初期構築時の音響面の詳細>
2007年04月06日
<前回の続きです。>
当初から、『AVC-A1XV』 の内蔵10チャンネルを全てバイアンプで使用する予定であり、これを実現させるためには、サラウンドB/サラウンドバックの合計4ch分のパワーアンプを別に調達する必要があります。
そうして探していたところ、中古のパワーアンプでマランツの『SM-17SA』を4台手にいれることができ、以下の構成にて利用シーンに応じた組み合わせをつくることができようになりました。
●音楽環境用
AVC-A1XV (10ch)を、すべてバイアンプ使用で5ch分として、
・ フロント (L) B&W N804
・ フロント (R) B&W N804
・ フロント (C) B&W CDM-9NT
・ サラウンドA (L) B&W CDM-9NT
・ サラウンドA (R) B&W CDM-9NT
にバイワイヤーにて接続。
これにより駆動力とレスポンスが向上し、同じアンプとすべてトールボーイを使ってITU-Rリファレンス配置にすることで、理想的な5.1ch音楽マルチチャンネル環境を構築することが可能になりました。
(サブウーハーとしては「B&W ASW800」を使用)
●シアター環境用
サラウンド用パワーアンプとして、マランツのSM-17SAをBTL構成で200W(8Ω)出力にして、それぞれ
・ サラウンドB (L) B&W DS7(ダイポールモード/視聴位置左サイド上部に設置)
・ サラウンドB (R) B&W DS7(ダイポールモード/視聴位置右サイド上部に設置)
・ サラウンドバック (L) B&W CDM-SNT (後方上部設置)
・ サラウンドバック (R) B&W CDM-SNT (後方上部設置)
に接続することで、フロントの3本とあわせてTHXのリファレンス配置にセッティング。
理想的な7.1chシアターマルチチャンネル環境を構築することができました。
(サブウーハーとしては「B&W ASW800」をLFEで使用)
この環境を構築し終えたのが2005年の夏くらいでしたので、それから1年半以上この環境で運営してきたことになります。
この間、音響環境に手をつけなかった理由として・・・
★2006年の秋以降は、ハイビジョンレコーダ/フルハイビジョンプロジェクタ/BDレコーダなど、映像系に関する製品が次々とリリースされ、そちらのアップグレードとチューンに時間とお金をかけてしまったこと。
★究(きわ)めきってはいないものの、それなりに満足のいく音質に仕上がっていたこと。(特にスクリーンを下ろしてシアターモードになったとき。)
★新築後、部屋そのものや機器などのエージングがそれなりに進んでくるまでは、手をつける段階ではないと考えていたこと。
の3点があげられます。
また、ちょうど構築し終えたころ(2005年の夏)は、B&Wの800シリーズの新シリーズが発売され、ダイヤモンドツィータはすごいという話が出まわっていたころで、次にグレードをアップする際には、新800シリーズのいづれかのモデルを機軸にした構成に置き換えて行こうとは思っていました。ただ、機種や構成も含め、より詳細な方向性を定めるまでには、ある程度の時間をもってじっくりと考えていきたいと思っていました。
今日は、ここまで。
続きは明日以降・・・ ^^;;;