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おかぽん(OK劇場 管理人)
おかぽん(OK劇場 管理人)
昔からのあこがれのホームシアターを、家を新築するのにかこつけて作ろうと思い立ち、性格通り「どうせいくならトコトン!」としてたら、いつの間にやら、地下シアターになってました。(おいおい) 開場は、…

マイルーム

2つのシアター(地下専用シアター&リビングシアター)
2つのシアター(地下専用シアター&リビングシアター)
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / ~12畳 / 防音あり / スクリーン~120型 / ~7.1ch
『OK劇場 (Theatre OK) 』に ようこそ!! (開場:2005年6月) 我が家には、以下の2つのシアターがあります。  ★シアター1:「 Theatre Rouge/Noir 」(…
所有製品
  • D-ILAプロジェクター
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[第5幕] メインシアター Rouge/Noir の映像面(3) <スクリーンの選定と導入について>

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2007年04月10日

映像系の最後をまとめるのはスクリーンの選定から導入に関して、あと雑感を少し。

●●スクリーン選定●●

スクリーンの選定にあたっては、以下の項目を考慮することとしました。

(1)固定画素のプロジェクタを将来にわたって使っていく方針であり、将来的に1080Pまで対応可能なプロジェクタにアップグレードしていくことを想定する。

(2)映画などを見ていて作品に入り込んでいったとき、スピーカが視野に入って邪魔してほしくないので、スクリーンの後ろに完全に隠したい。でも、音のクオリティは重要。

(2)の理由からサウンドスクリーンの中からどのモデルを選んでいくかを決めていくことになります。
一般的にサウンドスクリーンというと、映画館のスクリーンに見られるように、音を抜くためにスクリーン上に小さな穴がたくさん開いていて、そこから音が透過してくるイメージがありますが、固定画素のプロジェクタを使用すると、画素の一部がこの穴の位置(感覚)にマッチしてしまい周期的にモアレ(干渉縞)が発生することがあります。

また、家庭用のスクリーン(100インチ前後のサイズ)では、スクリーンから視聴位置までの絶対距離が、映画館よりはるかにスクリーンに近いため、スクリーン上の穴が目立ちやすいという傾向があります。逆に、穴を小さくしすぎると音のクオリティ(周波数特性)が変わりやすくなります。

で、いくつか視聴してみたのですが、通常のホールタイプのサウンドスクリーンでは、私の心をひきつけるものは存在しませんでした。

そのほか、いろいろ調べまわった結果、見つ出したのが(株)ホームシアターが扱っているClearPix2(スクリーンリサーチ社製"ClearPix Motorized Screen")でした。(おフランス製です)
製品紹介はこちら:http://www.hometheater.co.jp/sr/products/cp2.html

このスクリーンは、幕の生地として、メッシュ上に織り込まれた布を用いており、そのメッシュから音が抜けて聞こえるるという仕様になっています。イメージとしては、スピーカの前についている防護カバー(サランネット)の白バージョンってところでしょうか。
そのため、20Hz~20kHzの帯域において、減衰性能は1db以下と非常に優れた音響性能を持っています。

また、映像面については、生地が布であるためビーズやマットに比べるとスクリーンの反射係数は低い(拡散傾向の)特性があります。スクリーン面で光ってくれるため、ピーキーにならず自然な感じになりますが、その分、反射光が拡散するため迷光が発生しやすくなってしまいます。そのため、スクリーンの周辺の迷光対策がかなり重要となります。

あと、購入後、実際にプロジェクタを投影してみてわかったことですが、生地自体がメッシュのためピクセルギャップが目立ちにくい特性を持っています。フルハイビジョン映像(1080x1920)レベルの映像において、映像の緻密さを犠牲にしないで、適度に滲(にじ)んでくれます。

実は、現在、我が家では、ビクターのDLA-HD1(フルハイビジョンD-ILA)にて投影していますが、この機種の購入前に、販売店にてHD1と前モデルであるHD10Kとを120インチのキクチ/マリブを左右に並べた状態で比較投影してもらいました。
その際、HD10Kは、20cmくらいで見えてくるくらいでしたが、HD1の方はスクリーンから50cm以内に近寄ると、明らかにピクセルギャップが確認できました。
(この差は、HD1が前モデルのHD10Kにくらべて、D-ILAデバイスが小さくなり、逆にデバイスのピクセルギャップが若干大きくなったため、仕方のないことです。)

しかし、HD1購入後、我が家のスクリーンで投影してみましたが、このスクリーンだとHD1でもほんとに近づかないとピクセルギャップが見えてこないのです。(当然、通常視聴するときは、スクリーンから数メータくらい離れていますから全く問題ありません。)
かつ、フルHDの1080Pの画像もキッチリ高詳細に表示してくれ、ほんとに、DLA-HD1と、このスクリーンとの相性はバッチリだと思います。

さて、逆にこのスクリーンの欠点ですが・・・

★価格が高い(120インチで80万+消費税)

★光を反射しやすいものがスクリーンの背面にあると透過した光がそれに反射して移りこんでしまう場合があり、プラズマディスプレイなどの薄型TVでは、画面(のガラス)や、自発光する電源LEDなどに気を使う必要があります。また、スピーカも、エンクロージャの表面の色が白/銀色/淡色であったり、ピアノブラックのように艶がある場合は要注意。

私の場合、スピーカ色は、B&WのMR(レッドチェリー)色にしています。(ブラックが最適なのですが、スクリーンをあげたときのスピーカーの存在感がインテリア的にもほしかったので)
あと、50インチのプラズマTVをスクリーンの後ろに設置しているのですが、これは仕方ないのでスクリーンを下ろすときには、プラズマTVの前に黒い布をかぶせるようにしています。

実は、私が購入した後、この反射光対策をほどこした "ClearPix2 Black Backing Layer" という、反射光を吸収するブラックバッキングレイヤー仕様のスクリーンが同社から発売されました。
製品紹介はこちら:http://www.hometheater.co.jp/sr/products/bbl.html


”従来のClear Pix2の生地裏に、Clear Pix2と同素材の黒いサウンドスクリーン生地を重ねた2重構造の仕様”(ホームページより引用)になっており、価格はさらに上がりますが(120インチで、90万+消費税)性能的には、さらに向上しています。もう少しタイミングが早かったら、これを購入していたのにと思うと、ちょっと悔しいですね。
(メーカさん、そういう需要に応えるための、張替えサービスも考えてください。)

いずれにしても、価格にみあったよい性能を持っていると思います。設置しているお店が少ないのでなかなか見る機会はないかもしれませんが、一度、ご自身の目で見るだけの価値はあると思います。


●●スクリーンの搬入にあたって●●

あと、新規に家を構築する際、スクリーンの搬入についても事前に考えておく必要があります。というのは、たとえば我が家の場合、地下室ですが屋外から直接搬入などに使える経路を設けていません。

一部の地下室ではドライエリアといわれる地下の湿気をぬくためと、外光を取り入れる目的で、屋外との直接アクセスが可能なゾーンを設ける場合がありますが、我が家の場合・・・

・コンクリート製の地下室では、完成後、コンクリートから湿気が出てくるので、オーディオ関係をやるのには適さない。

・我が家の地下水位が結構高い。(1.5mくらいから土中に水がしみてくる)

・完成工期が、コンクリート製の地下室は長くなってしまう。(地下部がある程度乾いてから地上部を建築するため、地下部分だけの工事に1.5ヶ月程度が必要。)

ということで、鋼製の地下室(溶接された鉄の箱。ようは潜水艦のような感じ)とすることで、上記の問題を解決することになりました。

また、ドライエリアを設けることもできたのですが、

・鋼製の地下室としたことで、湿気の問題は気にしなくてよくなった。

・そもそもシアター目的で使用するので外光は必要ない。(入ってほしくない。)

・音響的にも開口部がなくなるので、防音対策上も有。利

ということで、ドライエリアは設けない設計にしました。

しかし、ドライエリアを省いたせいで、完成後、中階段から入れられないものは、建築時に事前に搬入するしかなく、120インチサイズのスクリーンなどはまさにこの例に、はまってしまったのでした。

かくして、建設中のある時期までにスクリーンを購入、搬入完了まですませている必要があり、新規構築の際には、搬入経路によっては、スクリーンの選定は非常に急いで行うか、入るサイズのものを検討するといった制限が出てきますので、ご注意ください。

●● <番外> ●●
この日記を書くために(株)ホームシアターのホームページを眺めていたら、(株)イーストン製の”E2S”というサウンドスクリーンの販売を行っていることがわかりました。
E2S製品紹介: http://www.eastone.gr.jp/products/e2s.html

このE2Sという商品も、スクリーンリサーチと同様、織上繊維を使った構造(ゲイン0.76)のようで、40kHzまで至る音響透過性、ステンレススパッタリングと呼ばれる反射光対策も行っているようで、性能的には、なかなかよさそうです。
技術特性: http://www.eastone.gr.jp/care/makumen.html

また、最大120インチまでのようですが、120インチで40万円程度とスクリーンリサーチの半分くらいの値段で購入できるようですし、こちらも検討してみてもよいかもしれません。
(私も一度、機会があれば、実画像を見てみたいと思っていますので、どこかで見れるよーとという情報があれば教えてください。)

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