中村公康
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オーディオシステム補足
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日記

NBS Cables MASTER III AC Power Cable

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2007年09月28日

社名の由来はNBSーNothing but signal(信号だけ)。

このメーカーのケーブルは音質もさることながら太さと固さ、そして何よりその価格の高さでよく知られています。そしてアメリカでもっともコピー品の多いケーブルメーカーといわれています。アジアと欧州では非常に高く評価されていますが、肝心の北米市場のビジネスは失敗しました。現在、会社のオーナーがウォルター・フィールズ社長からルイーズ・ランバート女史に移り製品ラインナップの更新と北米市場の建て直しが行われているようです。

製品ラインはBLACK LABELを頂点にプロのモニターとスタジオ使用のために設計されたOMEGAシリーズ、より滑らかなサウンドのクラシックシリーズがあります。
米国ではそれぞれBlack Label II、Omega Extreme、Classic IVにモデルチェンジしていますので日本にも入って来ると思います。また欧州ではNBS Active seriesというスペシャルバージョンが販売されているそうです。システム総額によって各グレードのケーブルが推奨されています。

ハンドメイドでつくられているこの会社の製品の特徴は、パテントであるPassive Frequency Inductance Network(PFIN)と銀シールドによるRFI、EMIの遮断で、高価格製品ほどよりPPFNが高性能になるとしています。そして材料の固有のコンダクタンス/インピーダンス値の信号転送比に対する影響を考慮し、ケーブルの長さによって設計をかえています。

ケーブル以外にも電源コンディショナー、スピーカー、ユニバーサルプレーヤーもラインナップされています。


M/S-II
10年ほど前の製品でインターコネクトケーブルを使用しました。針金のような反発力のある変わったケーブルで、音質はあまり印象に残っていませんが、比較試聴したことのある同価格帯のカルダス・クロス、ワイアーワールド・エクリプスIIIと同程度の音質だったと思います。AVプリとパワーアンプの接続に使っていました。

MASTER III
ACケーブルを2本使用しています。現在使用中のeAR 1001-REFは電源ケーブルが附属していませんので購入しました。それまでエソテリックのプレーヤーに附属のケーブルを流用していたのですが、ACケーブルによってここまで変わるのかと衝撃を受けました。色彩感と中域に艶のある確りとした音色、そして、あたかもアンプの駆動力が上がったかのような立ち下がりの早い引き締まった音に耳を奪われました。立体感も特に奥行方向で大きく向上しました。これがアンプの本来の実力だとしたら今まで何を聞いていたのでしょうか。その変化の方向にすっかり虜になりました。初めは低域がブーミーでなかなか収まらず「やっちゃったかな」と思いましたが1月程でバランスが良くなりました。バーンイン(エージング)はかなりかかるようです。

NBSはカルダスと並んで偽物が散見されますのでご注意下さい。

※写真は上がBLACK LABEL、下のグレー色はMASTER IIIです。

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