5.1chマルチとAuro3Dと2chとAtmosとを共存させています
持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーン130型以上 / 8ch以上
【サラウンドスピーカー四変化】(2021年10月末更新)
ここ伊豆でのMy Roomは、8面から成る立方体で、完全に対称となって向き合う平面が一つもないという変形部屋、2階屋根まで吹き抜けの空間…
所有製品
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D-ILAプロジェクター
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プリメインアンプ
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スピーカーシステム
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スピーカーシステム
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センタースピーカー
マルチチャンネルオーディオ6割
2chオーディオ3割
ホームシアター1割
という週末を過ごしています。
私のオーディオに対するスタンスは、「原音再生は求めず、<オーディオ再生Music>ならではの世界に遊ぶ」です。
好みの音楽は変遷があり雑食ですが、今はクラシック(特にピアノ協奏曲と教会音楽が好きです)が5割、ジャズ(トリオなど、小編成のCool系のもの。Hot系やBig Band系は苦手)2割、女性ボーカル(内外問わず)が2割、残り1割は、若い頃に聴いたPops, Rockを、ハイレゾやサラウンドで懐かしんでいます。
ハンドルネームに選んだ「Auro3D」とは、Atmos, DTS:Xなどと並ぶ、いわゆるイマーシブオーディオフォーマットの一つです(詳しくは、日本版公式サイト、http://www.auro-3d.jp/)。
私はこのAuro3D(およびそのエミュレーションであるAuro Matic)を音楽鑑賞用(特に大編成のクラシック音楽)のフォーマットとして高く評価しています。このフォーマットが他より優れていると思われる点は、
1. 全チャンネル(最大13ch)、ハイレゾ音源であること。規格上では、最大384kHz/32bit/9.1chにも対応する。2Lなどの音楽ソフトでは192kHz/24bit/10.1ch、映画ソフトでは96kHz/24bit/10.1chの収録が一般的(ちなみにAtmosは48Khz/24bitまで)。
2. ハイレゾ音源をディクリートに各スピーカーから出力できるチャンネルベースオーディオフォーマットであること(AtmosやDTS:Xなどはオブジェクト方式のため、AVアンプ側でレンダリングが必要となり、音質的に不利)。
3. 第3層までのスピーカー配置定義がされているため、音源の高さ感を出すのに有利(AtmosやDTS:Xは第2層まで)。
の3点に集約できます。
こうしたメリットとの引き換えに、スピーカーの配置位置がかなり厳密に定義されているというハードルの高い面はあります。特に、第三層として定義されているTop Speaker (通称 “Voice of God”)は、Auro3Dの最大の特徴の一つである「高さ感」を表現するのに必須ですが、AtmosやDTS:Xには定義されていないスピーカー位置であるため、これらのフォーマットとの共用をする場合は「鳴らないスピーカー」となってしまいます。
しかし、理論的には完全にAtmosなどより音質面では優れた方式であり、同じ音源をAtmosとAuro3Dで録音されているもの(例えば2Lレーベルのブルーレイミュージック)を使って、Top Speakerのある正しいスピーカーレイアウト環境で比較試聴すれば、音の鮮度と表現力に、誰でもわかる圧倒的な差があり、私は今、これに心酔しています。
2ch、5.1chソースでも「Auro-Matic」というUp-mixがAuro3Dにはあり、それがとても効果的で、既存のソフトでも豊かな音場を再現してくれます(下記に関連記事を書きました)。
https://community.phileweb.com/mypage/entry/5554/20220101/69041/
文系人間なので、良し悪しは自分の感性のみを信じるタイプで、メジャーやテスター類は絶対使わない主義です(笑)。その一方、ゴリゴリの西洋合理主義者なので、「お祓い」レベルとしか思えないような「良い音への道」には手を出さないように気を付けています!
このコミュニティでは、Auro3Dをこれから始めたい方や、すでに取り組んでおられる方と情報交換ができたらな、と思っております。
よろしくお願いいたします。