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レビューを書く前に、まず世代の確認をしたい。型番の最後にマーク4(M4)とあったので、てっきり4機種目の製品かと思ったが、これは3世代目の機種だという。 2017年にリリースされた、初の完全ワイヤレスイヤホンがWF-1000X。 2世代目は、マーク2ではなく、3となったWF-1000XM3(2019年)で、初めてノイキャンを搭載。 そして2021年のマーク4は、ハイレゾに当たるLDACが搭載された。 初代はとにかくワイヤレスが切れやすかったし、M3はノイキャンの性能と引き換えに、音がネックバンド型に比べると、不鮮明だった。 では、今回のM4はどうだろうか? 「ユーザーがら届いていた不満を、ほぼ、解消できた」とメーカーが主張しているように、私自身もM4を使ってみて、驚きの完成度だった。 まずは、ワイヤレスの品質だが、1日の乗降者数が350万人と世界一を誇る新宿駅において、LDACで接続しても、一度も音が途切れなかった。個人的には最も電波環境が悪い場所は、家電量販店の、まさにワイヤレスイヤホン・ヘッドフォンを扱う売り場ではないかと思うが、そこでも途切れなかったことは、凄いと思った。 音質は、いちばん興味のある部分だが、「完全ワイヤレスで、この音、出ちゃうんだ」と驚きの連続だった。 聴いて、いやな音、物足りない音というのは、音の角が丸まった音。 ドラムのシンバルやスネアを叩いた時に聞こえる硬い音が、硬く感じられないと、それだけで不自然に感じるが、M4はそこの表現も良く出ていた。特にヴォーカルの子音やサックスに息を吹き込む時の気流みたいな音が、音の角が丸まってしまった機種では聴こえない音もキチンと再生されていた事は、本当に感動した。 LDACも、過去の製品ではバッテリーの消費に比べて音質の向上が感じにくかったが、M4では、CD品質の音源でも非常に効果的だった。LDACだと、とにかく音が滑らかで、高音の伸びもとても良く、また低音も深く沈み、レスポンスも高速。 逆にAACにすると、音が荒れ、音が安っぽく感じられたので、LDAC以外では、聴く気が起きなかった。 因みに発売日の翌日に、朝の10時から夕方の5時くらい使ってバッテリー残量が、イヤホン本体で大体80%くらいだった。途中、食事などで2時間位、イヤホンをケースに戻す時があった。それでもケース自体のバッテリー残量も、帰宅時で、結構、残っていた。 最後に気になる点。スマホでも感じたが、より強く感じたのがウォークマンNW-ZX500。何かというと、曲を次に送ったり、一時停止や再開のボタンを押すと、大きなお風呂場でドラを叩いたような「ボワーン、ボワーン」という、残響を伴った低音がイヤホンから聴こえた事だった。最初、ノイキャンの誤作動かと思ったが、静かな場所でも、曲を選曲すると、ボワーンという低音が鳴り響いた。恐らく選曲の信号をノイズと勘違いして、誤ってノイキャンの逆補正が出力されているのではないかと思った。この辺はファームアップで改善されるのではないだろうか。 駆け足で書いてみたが、とにかくM4はとても良くできた機種で、これから暑い季節には、まさにピッタリなイヤホンだと思う。
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