所有していたヤマハZ9を泣く泣く下取りに出し、HDオーディオフル対応と、BD及びHD DVDをHC-5000(HDMIが一個しかついてなひ; ;)で見るために、発売とほぼ同時に購入。いや~、Z9とはまるで重量が違いますな。スピーカーケーブルが何せふっといもんで、接続には苦労しましたわ。
で、このアンプ。なんともGUIが使いやすいです。SONYのXMBのような感じで、アイコンにて設定するのですが、なんかZ9よりもイイ。ボクは、デモディスクなんかを使って映像や音声をセッティングするのが好きなんで、視覚で操作できるこのGUIは好きです。リモコンも、最近使いやすくなった。
映像に関して。
1080Pまでのアップコンバートが可能。SD画質でも、それなりのクオリティで見ることが出来ます。もちろん、常に1080Pへのコンバートしておりますよ。今までは、プレイヤーから直にプロジェクターにつないでおったんで、アンプ経由すると、若干画質が落ちるんではないかな?とも思ったのですが、そうでもないです。ただ、ノイズ対策はしておかないと、ちらほらと気になる場面も。この辺は、電源ケーブルの交換で解決できそうかもしれませんね。
音声に関して。
それまで愛用していたZ9の音色は、芯が強く、重量感があり、分解能にも優れていた、非常に優れたマルチチャンネルアンプでございました(フラグシップなんだから、当然といえば当然か)とくに、2chの音に関しては、極限の域にまで達しておる様相。一方、こちらの3808はというと・・・価格の割に、引き締まったクリアな音で、倍近くするZ9にまったく負けておりませぬ。正直、フラグシップからミドルクラスへのスケールダウンなんで、後悔したらどうしようと思ってたんですが、やはりHDオーディオにフル対応するのは大きい。同軸接続の音は(もうあまり聴いてないけど)スカスカした感じが無く、ちょっとくぐもった感じはあるが、十分高レベルだと思う。HDMIにて、全てのビットストリームをデコードできるので、将来性もある。この間、プラス音声をビットストリーム伝送したら、「Dolby D +」の文字が浮かび上がった。感激。2008年こそは、DTS-MAが表示できるように!!
BDの多くにPCM収録されている音声がありますが、初めて聴いた時は、そのダイナミックレンジに驚き!! そして、ロッシーとの圧倒的な音圧の違い!! 今までは埋もれていて聞こえなかった音が聞き取れるではないですか!! 買ってよかった~。
このアンプでないにしても、10万以下でHDオーディオフル対応のアンプも出てますので、買い替えを悩んでいる方は、冒険して購入してみては?(プリとして使えるし)
このアンプ、ビットストリームよりも、プレイヤーでデコードしてPCM伝送したほうが、聞き取りやすい音に聞こえるのはワタクシだけ? といっても、BDはPS3使ってるんで、まだビットストリーム体験してなかったりする(HD DVDはTrueHDとDD+で視聴済)
電源ケーブルを変えたら、どの程度変化があるのだらうか?とても気になる。
本当の評価は、BDをビットストリームで聞けるようになってからかな?
【SPEC】●定格出力:130W×7ch(8Ω) ●実用最大出力:180W×7ch(6Ω) ●オーディオ入力:ステレオRCA×10、8ch外部入力×1、光デジタル×4、同軸デジタル×3、DENON LINK×1、USB×2 ●オーディオ出力:7.1chプリアウト×1、レックアウト×2、光デジタル出力×2 ●映像入力:HDMI×3、D5×2、コンポーネント色差×1、ビデオ×7、Sビデオ×7 ●映像出力:HDMI×2、D5×1、コンポーネント色差×1、ビデオ×3、Sビデオ×3 ●その他端子:イーサーネット×1、ドックコントロール端子×1、RS232C×1、トリガー出力×2 ●外形寸法:434W×171H×420Dmm