導入して3ヶ月、少しではありますが、感じがつかめてきましたので、ご報告。
導入したては兎に角音が硬い。あまりに無表情で、対面向いて音を聞いているのがつらかった。
応答は速いがそれ以外によさを感じることは無かった。
1ヶ月経つころには音が適度にほごれてきて、無愛想ではあるが、すこし表情が出てきたことがうれしかった。
このころの印象は、低域から高域までストレス無くこなす優等生。でも、腹にズシっとくるような低域が出るでもなく、超綺麗な高域が出るでもなく、なんとなくそこらへんにいる学生と一緒。
2ヶ月経ったころにスピーカーケーブルをアクロリンクでの変則バイワイヤに変更した。これを機に、大きく音が変わる。
グッと情報量が増し、一つ一つの音の質感が増す。部屋を音の粒子が満たしていく。スピーカーで音楽を聴くのが楽しくなってきた。
そして3ヶ月。。。
ヘッドホンよりスピーカーで音楽を聞く時間が始めて上回った。
そんなMG-20で私が抱いている傾向を少しだけ。
・セッティングに敏感
指向性が強いのか、角度を少し変えるだけでも、ガラッと音が変わる。リスニングポイントに頂点を置くのが望ましい。頂点を多少前後させてもよいが、スピーカーとリスニングポイントを結ぶ線が耳を通過する範囲まで。
・スピーカ自体の個性は少ない
スピーカーケーブルに乗ってくる音がほぼそのまま出てきます。ガンガンに応答を追及するもよし、応答が速いことを活かし濃厚な感じに仕上げるもよし。「あなた色に染めてください」そんな声すら聞こえてきます(実際には聞こえません)
・低域から高域までなめらか
ツイーターとバスを同じ材質にしているからなのか、ツイーターをバスでサンドしているかは分からないが、低域から高域のつなぎ目が分からないくらい滑らか。横一線です。
・高応答、高解像度
最近のJ-POPは兎に角テンポが速く、音数が多い。そんな曲たちでも、きっちり反応、しっかり分離して聞かせてくれます。また、質感がよく、特に弦楽器はため息ものです。
・小音量でもバランスが崩れにくい
小音量でもあまりバランスが崩れません。これ、狭い我が家では重要。