パソコン用の液晶モニターです、このモニターは25.5インチのWUXGA(1920x1200ドット16:10)の解像度でフルHDの1920x1080(16:9)ドットを縦に少し超える解像度です。
テレビでは32インチがフルHDモデルの最小サイズですが、PC用モニターでは私の知る限りですが23インチ以上にWUXGAのモデルがあります。
ただし、PC用モニターですのでAV機器がつながる物は少ないですが、最近はAV機器の接続を意識した製品も増えてきています、HDMIはDVIを拡張した規格なのでHDCP対応のDVIはHDMI-DVI変換ケーブルやアダプタでHDMI搭載のAV機器を接続できる物があります(変換アダプタやケーブルをサポートしないAV製品もあります、私の使用している日立のダブル地デジのDVDレコーダーもそうで、変換ケーブルを接続するとHDMIで1080i出力してくれません)。
Diamondcrysta RDT261WHの特徴は「DVI-I、HDCP対応」のデジタル/アナログ入力「DVI-D、HDCP対応」のデジタル入力とD-subアナログ入力の3系統入力、NTSC比92%の広色度域、H-IPS方式液晶パネルの色変化の少ない広視野角(上下左右178度)、表示色数約1677万色(内部10ビットガンマ処理で10億6433万色中から最適な約1677万色表示)、低価格な製品には6ビット液晶パネル(約26万色)にディザリング処理等の技術で擬似フルカラー1677万色、1670万色、1620万色の製品も有ります、応答速度15ms(グレーtoグレー7.5ms)これは標準的かな、そして解像度がWUXGA(1920x1200)、1080iに対応している(PCモニターは1080Pには対応していても1080iに対応している物は少ないです)、と言うところでしょうか。
メーカーのサポート外ですがD-sub入力にコンポーネント(D端子)~D-sub変換ケーブルでD3入力に対応しています(D1、D2には未対応、D4、D5は不明)、が非公式なので何時の間にかコスト削減で出来なくなるかもしれませんが、私はこの機能が最終的に決め手になり購入して、現在日立のDVDレコーダーをNECのプロジェクター用オプションのコンポーネント~D-sub変換ケーブル(NEC ADP-CV1E)を使用して1080i(D3)でつなげています、PCはDVI-Dで。
少し残念な点ですがD-subへのD3入力ではセーフエリアにマスクがかけられます、でもドットbyドット表示なので映像が歪んだり、荒れたりすることは有りません、1080i対応のPCモニターでも上下に合わせて拡大し左右をカットする物や、上下左右にぴったり16:10に拡大して歪む物も有りますがRDT261WHは正確に表示されます。
NTSC比92%の広色域なのでテレビと遜色ない色再現になっています、sRGB対応のモニターの多くがNTSC比72%ぐらいです、色は十分きれいですがコンポーネント入力時は赤が少しきつい感じがします。
解像感は先鋭度ではテレビに負けますが、エッジが強調されること無くナチュラルなエッジと言う感じで、テレビに慣れていると少し眠い印象になると思いますが情報量は十分だと私は思います。
動画については倍速駆動120コマ処理のパナソニックTH-32LX75Sに比べ明らかに劣ります、60コマ処理の従来の液晶テレビと同レベルか少し下と言う感じです。
PCモニターは通常視聴距離が1m以下だと思います、私も5、60センチぐらいですが、25.5インチをこの距離で見ると意外に大迫力です。
あとスピーカーが付いていませんのでスピーカーは別に必要です。
私はPCでの利用とハイビジョン機器の接続と画質とバランスの取れた良い製品だと思います、ただモノトーンの単色を表示した時に少しムラが有ります、動画では気になりませんが、これは個体差があるそうです、可能でしたら実機を複数確認してから決めることをお勧めします。
「製品登録希望」のメールを出して製品データーベースへ登録していただきました、レビューやコメントを書きたい製品やデーターベースに無い製品は要望を出すと登録してもらえるかもしれません。