毎日4時間程度の使用、購入してから3か月以上たちましたのでそろそろレビューをと思い、投稿します。
(ちなみにメタル、Jazz、電子音楽などを多く聴きます。クラシックはまったく聴きません。)
自分はどちらかというと解析的なオーディオの聴き方をするタチですが、
HD20を利用することで実直に「音楽」を楽しめています。
音色や出音に脚色は感じず(そういった製品は好みません)、下手にオーディオ的(情報量が多いとか、解像度が高い、など)な要素が突出していることもない、結果として「リアルな聴こえかただなぁ」という感想を抱きます。
またHD20は情報量や解像度など、この価格の製品としては物足りなさを感じるというのが正直なところではありますが、
常日頃、動画サイトなどで低音質な動画などもあさる自分にとっては、「どんなソースでも音楽として聞ける」というのが何よりもうれしいことです。
※もちろん、良音源の再生での秀逸さも目を見張るものがあります
「なによりも音楽を楽しみたい」、そういう方にもってこいだと思います。
なおこのDAC、純正の電源ではかなり低域が強く、もっさりした感じです。
ハイスピード系あるいは低域駆動に定評のある電源ケーブルを利用するなど、何かしらの工夫はしたほうがよいと思います。
※私はデジタルケーブルにTIGLONを利用し、可聴的に低域を減らしています
欠点を上げるとすれば、やはり「値段」ではないかと思います。
20万近い値段ですが、オーディオアビリティを気にする私のような人間にとっては、「…これで約20万?」と感じるところも少なくありません。