ネルソン・パス、スレッショルド時代を経て、パスのアレフシリーズで天才が開花。
売れた後なのに、わざわざFIRST WATTを1999年に設立。
ガレージメーカより小さなキッチンテーブルと称して作品を発表。日本には(アメリカ以外のどこの代理店も)輸入できないよね、100台売ると、DIY愛好家のために回路図を公開しちゃうんだから。
でも作品はみな個性豊かで「スゴい」の一言。今回のJ2は100台以上売るぞという自信作なので、少し商業ベースかな。
頭にくるのは日本の代理店が頑張って、アメリカよりも日本のほうが安い値段なこと! 許せん! でも欲しい。
ということで、物欲に勝てず当地NYで購入。一聴して、声の「実在感」す・ご・い。(透明感は現有のTACTのMILLENNIUMが少し上の気がしますが。)
気に入らなかったらヤフーオークションがありますので、即、買いをお勧めできます。FIRST WATTのHPにはパスが、「安く買うために、このケースはたくさん買ったので、当分これで行きます」とか「FIRST WATTはほとんど故障しません。これまで1台あったけど、買主が簡単に直せるものでした」なんて、笑えるコメントを載せています。こんなオジサンのアンプが悪いわけがないですよね。ちなみに、プリ(正確にはアッテネター付バッファーアンプ)としてB1というのがあり、僕はこれを買いましたが、日本では代理店も扱えないでしょう($1000なので、もうけが期待できず)。興味あるかたは、個人輸入に協力します。