RASTEME SYSTEMS
RDA-520
¥47,250(税込)
発売:2009年5月11日
PCオーディオに最適な一台
真空管アンプ、A級アンプが好きですが、デジタルアンプも嫌いではありません。
現在の一押しは、ラステームです。

このRDA-520は、スペースファクター、効率は言うことなし、ワンポイントリリーフとして使用していました。同じく小型デジタルアンプのNuForceのiconも使いましたが、ピュアオーディオ用のスピーカーにつなぐとRDA-520が優れています(電源部の差が効いています)。
音質は、このクラスとして特に強調した癖のないものです(バス、トレブルの調整可能ですが、効きが強すぎるのでこれを使わない評価です)。RDA-520は192kHzまで受けられるので(USBでは96kHzまで)、メトロノームのCDPで96kHzにアップサンプリングして送り出したものを受けるのと、44.1kHzのままの送り出しで受けるのでは、44.1kHzのほうがかえって付帯音がない感じで好ましく鳴ります。
USB入力をDDコンバータのようにコアキシャルへスルー出力できるのも試してみたいオマケ機能です(試してませんが)。
写真下部のラステームの台となっているTactのミレニアムと比較しても音色的にはよく似た出方がします。低音の出方、音場が前後に拡がらないなどは、当然クラスなりの差はありますが。(ちなみにTactミレニアムの音はCDをならす限り現在もこれを超えるものは少ない最高のアンプの一つですから当然といえば当然ですが。)
大音量を望まない、将来アンプはグレードアップするが、当初スピーカーだけは高価なものを買っておきたい、ソースはPCのiTunesで、という初心者や、寝室でスマートにといった目的には、コストパーフォーマンスが抜群なアンプとしてお勧めできます。
【SPEC】●定格出力:50W×2(4Ω) ●周波数特性:25Hz〜20kHz ●デジタル入力:光/同軸/USB(スイッチによる入力切り換え) ●デジタル出力:光/同軸 ●消費電力:最大90W ●消費電力:210W×44H×210Dmm ●質量:約3.1kg