minormeeting
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2011年、4年間の上海駐在を終えて東京に帰任。 東京の狭い部屋でLAT1と家族と同居。 2017年、10年ぶりに上海に赴任。 LAT1と逢瀬と一緒に暮らしています。 一生懸命に生きていれ…

マイルーム

LAT1 & 逢瀬の部屋
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借家(マンション) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
二度目の上海。3LDKに一人暮らしです。 思い切ってリビングをオーディオ専用にしました。 上海の「音が見える部屋」まであと少し!? <現在のシステム 2021年3月~> …
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802D
B&W
802D
¥840,000(税込)
発売:2005年2月
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苦楽を共にしたスピーカー

B&Wのノーチラス801が最初のオーディオ体験だった。
大学時代に初めて聴いて感動し、いつかはこれを買おうと決めた。
Dシリーズになって、旧型801の新品が100万円以内で買える機会があり相当悩んだが、最終的に部屋との兼ね合いで大きすぎると断念した直後に、とても良い条件で手に入ったのがこの802Dである。車も家もない私にとって唯一人に自慢できるモノとして今日まで大切にしてきた。

数年間日本で使用し、かなり満足する水準の音が出始めた時に中国への赴任が決まった。電圧の違いや運搬費が高いこと、運搬中の危険性を考えてほとんど全ての機器を売ってしまったが、どうしてもこの802だけは手放せなかった。中国に赴任したらきっと生活や仕事でストレスが大きく、唯一このスピーカーが仕事の後に安らぎを与えてくれると思ったからだ。

中国に4年住んで2011年7月に帰任決定。訳あって802Dは上海の地で手放すことにした。つまり来週くらいには分かれる日が来るのである。そんな時なのに仕事も忙しくかつ週末もゴルフや旅行で音楽をゆっくり聴く時間がない。一人で音楽を聴きたいが、やはり人と会う時間を優先した。

今日は一週間ぶりに30分だけ音楽を聴いた。時間が遅いのでいつもより小音量で聴く。聴きたいCDは山積みなのだが、あえて良く聴いたCDを聴きなおした。比較試聴に良く使うJane Monheit, Taking love...の4曲目のBILLはお気に入りの一曲。Janeが「いつかめぐり逢うと思っていた王子様、実は目の前のあなただったのね」と感動的に歌う。今までは定位や解像度などを意識的聞いていたが、今日は無心で音楽に浸ることが出来た。すると、まるで本当に女性が立って歌っている気配を感じた。等身大のJaneがやさしく歌うと、この802Dが自分の運命のスピーカーであったのかと思えてくる。

中国での仕事は文化や言葉の壁、上司が中国人や英国人、シンガポーリアンなど多国籍という環境もあり、最初は相当にストレスも多く、何度このスピーカーに癒されたのか分からない。疲れている時に大音量で交響曲に浸るとなぜか寝てしまった。うるさいはずなのに、脳がリラックスしていたのだと思う。2年目、3年目と仕事に慣れるとやりがいも増した。そんな良い時も一緒に過ごした。そして、いよいよあと1週間で分かれるこの瞬間も802Dは一瞬も手を抜くことなく音楽を奏でてくれる。

こうして考えると一方的な感情ではあるが、苦楽を共にしてきたという気がしてならない。まともなレビューとして意味のある文章でなくて申し訳ないが、こうしてオーディオという趣味の感動を教えてくれた802Dは、私にとって最高のスピーカーである。

レス一覧

  1. byオルフェのサンバ at2011-06-09 09:38

    minormeetingさん
    ごぶさたです。7月帰任と聞いていましたので802Dどうされるかと思っていましたが中国・上海に置いていかれるのですね。

    文章を読んでいるとまるで恋人との別れのようでもあり切なくて涙がでそうです。異国から日本へ又異国へと旅するこの幸せ者の802D君が良きオーナと出会いさらなる美音を奏でてくれることを祈ります。
    ドラマめきますが最後の曲は何を聞かれるのかな。
    ワルツ「美しく青きドナウ」はいかがですか。2001宇宙の旅
    で強烈なインパクト受けました。802D君の旅立ちと無事をこめて。

    追伸 お気をつけてご帰国ください。
        新しいスピーカーは何になるか楽しみにしております。

  2. byminormeeting at2011-06-10 12:27

    オルフェのサンバさん、こんにちは。

    802Dを日本に持って帰るのをやめたのはリスクやコストの観点ではなく、中国での生活に大きな一区切りをつけるという意味があります。あくまで気持ちの問題なんです。

    最後の曲に「美しく青きドナウ」。素晴らしいアイデアですね。悲しい曲ではなく、明るく雄大で旅立ちにぴったりです。小澤征爾のニューイヤーコンサートのCDが手元にあります。

    今週日曜日にまずアンプ類から搬出することにしました。実質的に明日の土曜日が最後の試聴日になります。運が良いのか悪いのか明日のゴルフは大雨予想で中止になりました。久しぶりに半日音楽を聴く時間が出来たので、じっくり楽しみたいと思います。

    次の相棒については、まだ方向を決めかねていますが、中国でPioneerやONKYOの技術者の方と出会い、色々と話を聞いている内に国産SPにも改めて着目し始めています。

    温かいお言葉感謝いたします。

  3. byウラキンスカイウォーカー at2011-06-11 09:28

    初めまして、ウラキンと申します。

    素晴らしいレヴューですね。
    802Dに込めるminormeetingさんの想いがひしひしと伝わってきました。
    なかなかここまで文章に「想い」を込められるものではありません。

    一週間ぶりに30分だけ〜といふのは小生もよくあります。
    聴いてやりたいけど、来週にお預け。。。

    ただし、普段のお仕事でのご苦労と一緒に思い出となっておられるので決して視聴した時間が長ければ良いといふものでもないとも思います。

    ところでハンドルネームはS.クラークのTime盤に入っている曲から拝借したのですか?あの曲であれば、小生大好物です。(笑)

    是非とも本日は、相方様と最後の濃密な時をお過ごしくださいませ。

  4. byminormeeting at2011-06-12 20:49

    ウラキンさん

    はじめまして。コメントありがとうございます。

    そうですね、リビングで使っているスピーカーの方が聴いている時間は長いですが、思い入れはほとんどないです。長く保有したり長く聴いたから良いというわけではないですよね。802Dの他に、BOWテクノロジーのWAZOOというプリメインも忘れられません。もう10年くらい前に所有していたのですが、独特なデザインといい、けして力持ちじゃないけど自分の音をがんばって出している感じが好きだったように思います。

    minormeetingはそうです、SクラークのTime盤です。気がついたらレコード、CD、SHMCD、SACDと全部そろってます(笑)初めてジャズに心打たれた曲です。

    ところで土曜日に聴き収めと思っていたんですが、移動予定日の今日も朝から雨が降っていたので移動は少し延期になりました。こんなレビューまで書いたのに、ちょっと拍子抜けでした(笑)

    ウラキンさんはジンガリですか!すごいSPですね。ウラキンさんのページにも書き込みさせてもらいます。

  5. byastir at2011-06-16 12:36

    いよいよお別れですか。
    愛着ある機器と離れるのは何とも切ないですね。
    別れる間際ほど加速度的に音が良くなり、よりつらくなるってのは不思議なもんです。

    上海での802Dは導入当初に少し聞かせてもらったけど、本当に低音のコントロールに苦しんでたのを思い出しました。
    当時から比べると本当にいい音になっているんでしょうね。

    今の環境から考えると、新しいオーディオライフは険しい道のりだとは思いますが、
    お互いがんばって行きましょう。

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【SPEC】●形式:3ウェイ4スピーカー、バスレフ型 ●使用ユニット:2×200mmロハセルコーン・ウーファー、1×150mmウォーブン・ケブラーコーン・FSTミッドレンジ、25mmチューブローディング・ダイヤモンドドーム・トゥイーター ●再生周波数帯域:27Hz〜33kHz(-6dB) ●出力音圧レベル:90dB(2.83V/1m) ●公称インピーダンス:8Ω(最低3.5Ω) ●クロスオーバー周波数:350Hz,4kHz ●外形寸法:368W×1135H×563Dmm ●質量:80kg ●カラー:チェリー、ローズナット、ブラックアッシュ