minormeeting
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2011年、4年間の上海駐在を終えて東京に帰任。 東京の狭い部屋でLAT1と家族と同居。 2017年、10年ぶりに上海に赴任。 LAT1と逢瀬と一緒に暮らしています。 一生懸命に生きていれ…

マイルーム

LAT1 & 逢瀬の部屋
LAT1 & 逢瀬の部屋
借家(マンション) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
二度目の上海。3LDKに一人暮らしです。 思い切ってリビングをオーディオ専用にしました。 上海の「音が見える部屋」まであと少し!? <現在のシステム 2021年3月~> …
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LAT-1
KRELL
LAT-1
¥6,195,000(税込)
発売:2000年12月
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新たな挑戦が始まった


サンフランシスコの東北、ネバダ州のSPARKSという町からやってきた。
陸路でロングビーチへ、船上で2週間かけて東京港に到着。
厳しい関税のチェックを受けて、ようやく我が家への移動が許可された。

東京税関でX線検査の後に、さらに開封検査もやるという。
延々と続く大人数による息の詰まる検査。


その最中に棺おけのような箱が開けられ初めて対面した。

息を呑んだ。

美しかったのではない。安心したんだと思う。やっと会えたと。

音を出す箱にしては大きすぎる。
真っ黒なガタイはお世辞にも美しいとは言えない。

確かに仕上げは美しいが、どう見ても異様である。
そうであっても、本当にこのSPを手に出来るという感激があった。

発売は2000年12月と古い。
しかし購入したショップの話では、彼らが仕入れたのは2006年であり、4年半しか経っていないとのこと。
傷もほとんどないと言っている。写真も送ってくれたが、なにもかも黒すぎて傷の場所も確認できなかったのが笑えた。

彼らの仕入価格を切る値段で売ろうというのである。
中古品は、一期一会。私は即決した。

一度電話して、ショップが存在することを確認し、直ぐに銀行に行って海外送金。
それから2ヶ月かかって、本日我が家に到着したのである。

ピアノ運送会社には9万円弱の費用を支払った。
東京港からトラックで税関検査場へ行き、検査を待ってもらったので、
合計3時間もの追加料金がかかったのが痛い。

しかし、このSPの購入に対して支払った数々の費用を私は喜んで支払った。
これは人生の楽しみであり、有意義な支出である。

予定通りの時間にトラックが到着した。

オリジナルの木箱を含めた重さは、一本180キロ。合計360キロである(!)


部屋に運び込み、新調したSEISISのボードに載せる。


大人3人でやっと持ち上がる重さ、セッティングも容易ではない。
ボードに載せて方向を変えるだけで、ボードの表面は傷だらけ。

埃をふき取り、手垢を取るために布で拭いた。
たしかに傷はとても少ない上物であり、胸が躍った。

最初の音だしは、SA8400とTriode VP-120SEというシンプルなセット。
細心の注意をして配線し、電源を入れる。

DENSENのバーンインCDをかけながら、ラージサイズのコーヒーを入れる。
耳障りな音の中、全てのユニットがちゃんと動いていることを確認し安心した。

コーヒーを一口飲んでから再生開始。
音だしにこんなに緊張するのは久しぶりだ。

しかし、出てきた音は、とんでもなく眠い音。
低音は垂れ流し、中高音は奥に引っ込んで音量も小さい。

あぁ~~れぇ~~???
思ってたのとちがぁぁぁ~う(涙)。。

しかし、私はあせらなかった。

ある一定以上のシステムが組みあがってくると新しい機器が最初からいい音で鳴ることはほとんどない。
今回の音は、予想以上に悪いが、LAT1の音がめちゃくちゃ悪いとは思えない。

ここで私は、802Dを初めて導入した時のことを思い出した。
輸送費がもったいないので、レンタカーでバンを借りて東京から名古屋までとりに行った。
20代だったこともあり、独身の男友達2人が旅行気分で付き合ってくれた。
いま考えるとあまりにも無謀だ。

搬出や輸送は、当然ながら予想をはるかに超えて困難であり、何度も後悔した。
そして、なんとか部屋に運び込む。
その時も大きな期待とは裏腹に、まとまりのない低音垂れ流しの音が出た。

大きなSPは部屋に馴染むのに時間がかかる、それに長い間使っていないユニットは、
正常にスクロールするのに少々時間がかかると思う。
SPは実際に動いて音を出す機械なので、徐々に音が良くなることは十分あり得る。

売主のメールを思い出した。

「このSPは展示用に使っており、めったに使わなかった。最近は倉庫にしまいっぱなしだった。音を出した時間は100時間もないと思う」

だから、さらに100時間はバーンインするように、と。

なんてかわいそうなSPだ。ハイエンド製品として作られ、欲しい人はたくさん居たと思うが
実際には使われることがなかったなんて。

どういう因果があったのか、最終的に海を渡って日本に来た。
私は、しっかり鳴らして必ず実力を引き出そうと決意した。



真空管アンプで、この巨大アンプを駆動するのはやはり難しいと感じはじめていると、
絶好のタイミングで、FidelixからCapriceというDACが到着した。

プレイヤーからのデジタル信号をFidelixのCapriceに入力し、
Capriceのボリウムを使って直接アンプをドライブ。
デジタルアンプをSPの直ぐ後ろにおいて、SPケーブルを最短にして接続。

この組み合わせを聞いて、LAT1の実力を初めて垣間見た。
低音と高音のレベルが合って来て、音がSPから跳ね出してくるようだ。
この音離れのよさは、LAT1の特徴である。


この文章を書いている最中も、どんどん音が良くなることを感じている。
これから長い付き合いになりそうだ。

レス一覧

  1. byウラキンスカイウォーカー at2011-10-29 20:20

    minormeetingさん、今晩は!

    SPの導入から音出しまでをここまで詳細にされた方は初めて見ました。(笑)

    ハイエンドは良いですね。
    新品であっても中古であっても、購入の際は胸躍る一瞬でございます。

    でも「最初から良い音」はつまらんでしょう?
    世界最高峰にヘリで登頂するようなものでございます。(笑)

    「音がSPから跳ね出してくるようだ。〜この音離れのよさ....」の表現には惹かれます。

    いつの日か、調教済みのLAT-1を視聴させてくださいませ。

  2. byminormeeting at2011-10-29 22:26

    ウラキンさん

    レスありがとうございます。

    確かに!そのとおり!
    すぐにいい音が出たら面白くないですよね!

    インターネットで買って、送金するまではいいですが、関税と配送には本当に苦労しました。

    いや~納得する音になってきたらぜひ聞きに来てもらいたいですよ。ウラキンさんのジンガリ嬢にもお目にかかりたいですな~。

    夜になって音がますますスムーズになってきました。

  3. byオルフェのサンバ at2011-10-29 22:27

    minormeetingさん

    無事搬入セットできましたね。おめとうございます。

    本当にいいSPに出合われましたね。クレル君はまだ眠りから覚めていないのでしょう。

    最近でたマジコのQ3に似ていますね。あっこちらが元祖でした。

    取り急ぎお祝いまで(シャンパーンポン)

  4. byminormeeting at2011-10-30 01:52

    オルフェのサンバさん
    コメントありがとうございます。

    ええ、新しい相棒としていい物が手に入りました。
    大規模な基盤が入っているし、6個もユニットがるので、長いこと使ってないと、復活させるのに時間がかかるようです。

    リビングオーディオなのもあり、テレビの音をそのまま出しています。早く本調子になってほしいです。

    本来は30畳くらいある部屋で豪快に鳴らすSPなんでしょうかが、日本家屋でもなんとかなると信じて頑張ります!

    今夜は音楽聴きながら一人でワイン呑みました。

  5. byオルフェのサンバ at2011-10-30 09:53

    minormeetingさん

    おはようございます。昨日は興奮で眠れなかったのでは?

    奇しくも第一子ご誕生の年にクレル君とも出会えたのでお子さまの成長と同じようにゆっくりと時間と手間(含むお金)をかけて育ててください。
    ネバダからはるばる東京に来たクレル君も頑張ってね。

    潜在能力は凄いとおもってます。内心ちとうらやましいですが802Dで頑張ります。

  6. byminormeeting at2011-10-30 18:24

    オルフェのサンバさん

    昨日は疲れてすぐに寝ました。でも音がどんどん良くなって来たのでずっと聞いていたかった。

    今日は午前中から友人が来て、さまざまな組み合わせでテストを行いました。徐々にポテンシャルが引き出せてきましたよ。

    まだまだ頂は遠いですが、今日の音を聴きながら、購入が正解だったと確認しましたよ。

    今年は、地震、帰任、長男誕生に加えメインシステムも変更になり、大きな変化の一年になりました。無事に一年が終えられるよう、残りの2ヶ月は慎重に頑張りたいと思います。

    最近急に寒くなってきましたが、体調にはお気をつけ下さい。

    PS;大阪のハイエンドショー楽しんできてくださいね。

  7. byminormeeting at2011-10-30 23:10

    Akazuさん

    今日は友人が来て色々テストしました。大型のSPは相当アンプを食いますね~。事前にそれを予想して、KT88×4本の真空管アンプを買いました。45W*2はかなり余裕があるはずです。でもやっぱりウーハーを完全にグリップすることが出来ませんでした。

    LAT1のウーハーは、21cm*3ですから、802D(20cm*2)よりも上手く動かすのが難しいんでしょうね~。

    真空管で現代のSPを上手く鳴らすには、AKAZUさんのような超ど級真空管アンプが必要なんですよね。勉強になります。

    でもせっかく作ったTriodeは、なんとか活用したいです!

    秋葉原の家電と一緒になっているオーディオ売り場のアレですよね~。確かに安いっす。でも、最近買い物しすぎてて、今年の秋はもう無理っす。。。

  8. by元住ブレーメン at2011-10-30 23:21

    こんばんは。ドキドキワクワクがダイレクトに伝わってきました。私はソナス・ファベールのアマティ・オマージュ(ちなみにクレルのすだれはソナスのアイディアを許可を得て使っているそうです。メーカー同士の友情に乾杯!)を英国赴任時代に購入し、帰任時に日本に持って帰ったのですが、ありがたいことに全く苦労しませんでした。ただ、アマティをならす部屋を用意するまで二軒の引っ越しと一年半の時間がかかりました。その間アマティは箱の中でした。今はアマティのために作った部屋で機嫌良く鳴っております。アマティ同様、LAT-1も一生を共にする価値のある作品と思いますので、これからの長い付き合いにエールを送ります。

  9. byminormeeting at2011-11-01 23:16

    元住ブレーメンさん
    アマティー良いですね!憧れのスピーカーです。イギリスでしたら魅力的な製品が沢山あったことと推測します。アマティを日本にお持ち帰りされ、今はあんなすごい部屋に置かれているなんて!素晴らしいですね。
    私も早くLAT1に見合うシステムを構築し、存分に鳴らせる部屋を持てるように頑張ります!私もLAT1は、なんだか長く使うような気がしているんです。応援していただき有り難うございます。

  10. byゴンザエモン at2011-11-02 09:51

    minormeetingさん


    LAT-1は初めて日本にお目見えしたときにH.A.Lで聴きましたが、最高の音のひとつだと感じました。金属のかたまりのようなSPからこれほど充実感のある温かい音がするのが何とも不思議でした。試聴はGOLDMUNDのアンプで行いましたが、多少アンプを選ぶような記憶があったように覚えています。

    これからが、楽しみですね。是非是非その後の「目覚め?」のレポートもお願いいたします。

  11. byminormeeting at2011-11-02 18:20

    ゴンザエモンさん

    いやあ、ゴンザエモンさんからレスを頂けるなんて光栄です。HPは時々拝見していました。私はまだPCオーディオには本格的に入っていませんが、EMISUKE氏のDACには非常に興味があって記事を拝見したのです。あれは本当によさそうですね。いまES9018を2個使ったDACを考案中で、あれにすごく興味があります。

    LAT1は、今日で導入4日目ですが、日に日に音が良くなるので、家に帰って聞くのが本当に楽しみです。音質がまとまってきたら、悪戦苦闘している様子をアップして行こうと思います。

    確かにアルミの塊りなんですが、ユニットは全部、非金属で音は柔らかいです。特に低音は、802Dと比べても相当、解像度が高く、低い音も沈み込むように鳴ります。

    しかし内部に大規模なネットワークを持つことも関係しているかもしれませんが、アンプは選ぶようです。MUNDの大出力アンプであれば、すごくナチュラルな音が出そうですね。

    今後ともいろいろ教えてください。

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【SPEC】●感度:91dB 1m/1W ●クロスオーバー:300Hz,2.9kHz ●インピーダンス:4Ω ●外形寸法:318W×1387H×356Dmm ●質量:113.6kg