BUFFALO
LS-S500L(リンクステーション)
¥23,205(税込)
発売:2009年6月下旬
かつての定番商品・・・しかし
LinkStation miniという名前で売られているbuffaloのNASです。私は500Gモデルと1TBモデルを1台づつもっています。
ファンレスのコンパクトなNASということで、以前はオーディオ雑誌で定番的に扱われていました。しかし、最近は高音質を謳うNASが登場してきており、評価は低くなっています。私としても、新たにRockDiskNextを購入して比較試聴したところ、RockDiskNextのほうがより高音質ではありました。
なおどちらのNASもインシュレーターとしてオーディオテクニカのAT6099を使うと音質が向上しました。
普通にNASとして使う分には特に問題ありません。機能もそれなりにそろっているようですし、ファンレスで静かですので、家庭用のファイルサーバーとして使い易いと思います。私はオーディオ用としては使用をやめましたが、ファイルサーバーとして活用し、DLNA機器に写真の配信なども行っています。設定は、付属CDおよびNAS内に保存されているツールを使う限り簡単でした。
気になるところを書くと、ファンレスかつ小型に収めるためにコストがかかっているのか、やや割高に感じられます。また、HDDを2台内蔵しRAID0またはRAID1が組めます。しかし、RAID0には速度的なメリットは無く、RAID1にしても一方のHDDが故障しても普通にはユーザー側でHDDの入れ替えが出来ず(無理やり分解すれば可能)、メーカーに送って交換してもらう必要があり、その場合はデーター保存の保証がないというおかしなシステムとなっているようですので別にバックアップが必須です。ですので、なぜHDDを2台内蔵しているのかコンセプトが不明です。1台にしておいた方がより小さくて静かな製品になったのではないかと思います。
以上、特にこの製品の小ささを必要としている方以外には購入するメリットは小さいと思います。
【SPEC】●HDD容量:500GB ●対応OS:Windows Vista/XP/2000/XP MCE 2005 2004/Windows Server 2008 2003/Mac OS X 10.3.9以降 ●LAN:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T ●USB:USB2.0/1.1 ●外形寸法:40W×82H×135Dmm (突起部含まず) ●質量:約0.4kg