中古で我が家に来て一年以上たちました。あんまり最近のトレンドではないのですが、レヴューを書かせていただきます。
オートグラフというどうやっても存在感でかなわない父親を持つ、少し現代的なところもあるスピーカーといった立ち位置かと思います。
ケーブルなどによっても意外に音が変わります。はじめは全部バンデンハルにしないといけないかなと思っていましたが、ノーチラス801の時のトランスペアレントをそのまま使っても違和感を感じさせない一面も持ち合わせています。

ただ、現代的なスピーカーに比べると高さ方向の表現などは難しいと思います。
また、現代のポップスも独特の表現をします。向き不向きで行くと向いてないです。ただ、箱鳴りを伴うので、なんか懐かしい音の表現をします。
良いところは、能率が良い(99dB)なので、パワーアンプが非力でも(私は現在8W×8WでKT88のシングルです)素直に音が出てくる点です。だから、最近のハイエンドアンプを持ってきてもそんなに良い結果が出なさそうな気がします。そういった意味では、結果的には、お財布にやさしいかもしれません。
あとは、クラシックの再生です。特に、弦の音の再生はやっぱりタンノイと思わせるものがあります。レーベルにかかわらず説得力のある音がします。アーティストのメッセージがよく伝わるので、聞いていて楽しいです。
流行りのスピーカーではありませんが、ぜひ皆さんにもその存在を忘れないでほしいと思いレヴューしました。
最後までお読みくださりありがとうございました。