B&W
800D
¥1,575,000(税込)
発売:2005年2月
その秘めたるポテンシャル、底が知れぬわ
色んな珍事が重なり、今我が家にいらっしゃいます。
「派手なうるさい音しかしない音楽が聞こえないスピーカーメーカーだと考えていた時期が私にも有りました」
部屋、セッティング、振動、ケーブル・・・
すべての微細な項目の欠点をあらわにしてしまう恐ろしいスピーカーです。
使いこなすのはいかなるスピーカーでも無限の道のりですが
これは「心地よく聴ける最低ラインが難しい」スピーカーです
使いこなし次第で何でも出来ます
かつ楽なスピーカーと違って、よいセッティングが出来たときはとんでもないサウンドが出ます
そして130kg近い物量のエンクロージャーとウーファーと先進的設計から繰り出される重く深く歪まない低音。部屋が超低域の風と圧力で充満します。
その威力と超低域の充実度では800SDではかなわないでしょう(もちろんSDが上回っているところも色々有ります、空間性とか早さとかクリアーさとか高次元でのつながりとか)
6畳でも存分に思いっきり使えますよ
ただルームチューニングを完遂すればですが・・・
B&Wのセッティングの原則はクロスセッティングです。
本来平行法が大好きな私ですが、これだけは45度のクロスセッティングが良かった。
かつリスニングポイントはスピーカーと正三角形の関係でなければいけません。
そうでなければクロスセッティングが良いとは思えないかもしれない
そう、これは生粋のモニタースピーカー
正三角形がモニターの音作りの世界共通のルールですから。
あと前に前に来る音はこのスピーカーにはお門違い
クロスセッティングなら尚更後方展開です
レーザーセッターは必須です。
あと私はゴム脚を推奨します
あるいはキャスターすら外してのボード直置きとかも好きです
signature800でさんざん試しましたが、金属スパイクは良いと思えなかった。
そもそも説明書のどこにも「ボードにスパイク受けを置いてスパイク使いましょう」
とは書いてませんよ。固い設置面ならゴム脚と書いてあるでは有りませんか
優秀な設計者の弁な訳ですから、信じましょう
レス一覧
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byterios at2014-08-04 21:26
グルマンさん、こんばんは。
B&Wは、多くの方に人気があるので、セッティングが、そこまで難しいとは思いませんでした。
でも超重量級ですよね。少し動かすのも大変では?
よいセッティングが出来たきのとんでもないサウンドを聞いてみたいものです。
これからもよろしくお願いします。
teriosでした。
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byグルマン at2014-08-05 20:44
terios様
大きく動かすのはボードの下にフェルトを貼るなどすれば簡単ですが、ご指摘の通り精密に小さく動かす(レーザーセッターなどでのセッティングにおいて)のが難しいです。
普通はここで「蹴る」のが常識ですが、多少ボードを蹴っても1ミリも動きません。足が壊れることを厭わず、思いっきり蹴ると少し動きますので、痛みをこらえながら蹴る、蹴る、蹴る・・・・・・途中で限界がきたら反対側の脚に変えます。これが800シリーズの精密セッティングです。
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byはやぶさ at2014-08-11 21:23
グルマンさん
今晩は。
800Dは良いスピーカーですね。そして、B&WとソニーのTA-DR1、SCD-DR1の組み合わせはベストマッチングの一つだと思います♪
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byてるてる at2014-08-13 23:52
グルマンさん、こんばんは
てるてると申します。
45度ですか
ただいま30度です。
まだまだ、蹴らないといけませんね。
レーザーセッターは持っておりますが
これに合わせるのはあきらめております。
左右が同じ角度になればいいかと思い
糸を張って蹴り続けております。
最後はセッターが必要かもしれませんね。
一応、フェルトつきの重いボードの上に
フローティングボードを置いてキャスターをはずして
直置きです。
45度やってみます。
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byグルマン at2014-08-14 08:28
てるてる様
レスまことにありがとうございました。
日記拝読致しました。
直置きというのは素晴らしいと思います。
慧眼であられます。
私も分厚い革を貼ってその上に置いておりました。
機械的な脆弱性がない直置きが最高だと思います。
ただ、ウェルフロートボードのサイズが前後左右5CM足りないはずなので、セッティングは大変でしたでしょう。
じつは私、ボードを破壊しました。
ボードの下を押さないと物理的にまずいのは分かっておりましたが、ボードの小ささと下のボードの薄さが相まってなかなか力が入らない。蹴りもあたらない薄さ。
しかも何日も狂ったように位置変更してましたから、もう体力の限界、気力も尽き・・・
それで上も押していたら「ばーーーーーん」って音がしてボードが傾きました。
ウェルフロート機構が逝ってしまったのです笑
今、代替えで檜の集成材ボードを造ってそれに載せてます。
これはこれで響きの癖も全くなく中庸の良さがあります。
しかし圧倒的なフェルフロートの力を知ってるが故にまた早く載せ変えたい・・・
でももうセッティングを遣り尽くしたスピーカーの位置を1ミリたりとも動かしたくないし・・・ジレンマです。
理論上糸だけでも相当精密なセッティングは可能だと思います。
使い方次第ではレーザーセッターの方が楽では有るかと。
差し出がましくありますがこつを・・・
レーザーセッターとの距離を重いスピーカーを動かしてあわせるのではなく、軽いレーザーセッターを動かして左右のスピーカーと精密に均等の距離にしてから試合開始するといいです。スピーカーの移動距離が最低限で済みます。角度の調整はまだ楽ですが、前後の精密移動は800Dでやるのは角度も絶対にずれ、死亡遊戯
45度で正三角形位置でのリスニングは1度は御試しになられて損はないかと思います。
まさに設計通りのリスニングであります。
お気に召さなかったらご容赦を
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byてるてる at2014-08-14 23:56
グルマンさん
こんばんは。
一応、たいへん重いボードに載せておりますので
これを蹴りますと結構いけます。
5cmたしかに足りませんね。
業者の方にはお世話になって絶妙に載っております。
盆休みにもかかわらず、最近は年のせいか早起きでして
今朝もひとり早起きをして暇でしたので
汗をかきながら45度やってみました。
しかし、いかんせん、スピーカー間の距離が足りません。
45度にしてしまうと中心間がたった2mになってしまいます。
まあ、30度でもたいして変わりがないといえばそれまでですけれど。
また、試してみます、超精密で。部屋の問題も大きいかなとは思いますが。
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byグルマン at2014-08-15 06:48
ああ、B-boardを下に敷いておられるのですね。
以前所有しておりました。一度置いたらもう持ち上がらない、恐ろしいボードでした笑
赤いフェルトによりフローリングの場合は意外と動きますよね。
早速の試験、汗顔の至りです。
私のリスニングルームはツイーター間156cm、つまりツイーターとリスニングポイントは156cmの正三角形というニアフィールドリスニングです。まさにモニター作業をしているような印象です。
45度クロスセッティングでどうなりましたでしょうか?
広がりが無くなり、音が引っ込んだ印象でしょうか?
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byてるてる at2014-08-15 16:16
そうですね。
スカスカって感じです。(失礼!)
ニアフィールドのつもりで聴かないと
だめだったんでしょうね。
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byグルマン at2014-08-15 18:56
クロスセッティングは多くのスピーカーでさんざん試して10回ほど捨てた記憶があります笑
てるてる様の仰ることは非常に理解できます。
少しだけクロスセッティング研究の一部を・・・
クロスセッティングとは「左右の干渉を大にする」行為です。
ある意味無指向性のような扱いになりますが、でも実際B&Wは広大では有る物の無指向性では有りません。
それが故に、相当精密なセッティングが必要です。
むしろ超精密セッティング前提の代物です。
逆に振り角を広げると有る意味寛容になります。
ちなみにクロスセッティングを提唱している店は吉田苑、逸品館、ダイナミックオーディオ7F、時としてサウンドデン(部屋が狭いときに推奨)などが有ります。
その中で逸品館がレーザーセッターを開発せざるを得なかった理由はここにあるかと。
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【SPEC】
●形式:3ウェイ4スピーカー、バスレフ型 ●使用ユニット:2×250mmロハセルコーン・ウーファー、1×150mmウォーブン・ケブラーコーン・FSTミッドレンジ、25mmチューブローディング・ダイヤモンドドーム・トゥイーター ●再生周波数帯域:25Hz〜33kHz(-6dB) ●周波数レスポンス:32Hz〜28kHz(±3dB) ●出力音圧レベル:90dB(2.83V/1m) ●高調波歪率:<1% 45Hz〜100kHz、<0.5% 80Hz〜100kHz ●公称インピーダンス:8Ω(最低3.1Ω) ●クロスオーバー周波数:350Hz、4kHz ●外形寸法:450W×1180H×645Dmm ●質量:125kg ●カラー:チェリー、ローズナット、ブラックアッシュ(受注生産)