このところSPECユーザーが増えてきたような気がするのですが、
思い過ごしでしょうか?
RSA-M1よりお値段のこなれた価格帯のアンプも出ましたし。
いまやRSA-M5の旧モデルのようなかっこうになってしまったこのモデル。
私が出会ったのは某オーディオショップにて。
ハーベスの HL Compact 7ES-3に、
ラックスL507とアキュE360だったかをつないで試聴させてもらったあと、
こんなのもあるということで試聴させてもらったのでした。
私の駄耳には、L507は元気ありすぎ、E360は端正だが力感がもうひとつ
と思えたから、店員さんが紹介して下さったのだと思うけれど、
両者の中間的な感じに聞こえたのでした。
見た目もすっきり&ナチュラル。
私は正直申し上げてメーター表示は苦手なので…
店員さんによれば、オイルコンデンサー使用のおかげで
1時間ぐらいたってからの音のほうがよいとのこと。
実際使用している身からすると、確かに最初の15分くらいは
アンプの本領が発揮されてない感じがします。1時間というのは?
デジアンなので待機電力は少なく、暖機運転はしていても電気はさほど食わないと思い、私はけっこうつけっぱなしにしておくことが多いです。
ともあれ、けっこうな駆動力と、
デジアンにしてはエッジも立ちすぎていない点に、
好印象を抱いて帰宅したのでした。
それから数日後、某筋から中古を入手。さっそくセッティング。
音出しをすると、これがいけていなかったのでした。
まず音が拡散しすぎる。でもこれは私の好みの問題かも。
ボリュームを12時くらいまで上げてようやく聞ける音になる。
これはスピーカーのインピーダンスの問題かも。
高音域もボリュームを上げるとキンキンする。これはスピーカーとの相性の…。もうやめましょう。かなりへこみました。
試聴のときは、もう少しいい音だったよな~とため息。
その後、いろいろな試行錯誤があった後、
このアンプをパワーアンプとして使い、
プリにはATOLLのPR300をあてがうことで、ちょっと落ち着きました。
PR300は、少なくともこのアンプとの組み合わせにおいては、
好みの音場(つまり拡散を抑える)となり、
ちょっと高音域の音色がマイルドになるということで、
プリとしてはいいのかいな?という気がしなくもないのですが、
そんなこんなで夏場も終わり、Musical Fidelityの季節となり、
半年ほど、あまりこのセットを使わない時期がありました。
季節はめぐり、MFが暖房器具として使用できない季節となりました。
ちょっとすっきりめで聞きたいと思い、RSA-M1のセットに切りかえると、
なんかちょっといい音になっている気が…。
気のせいでしょうが、エイジングってやつでしょうか?。
引っ込みがちだった中音域がちょっと盛ってきている気がするのでした。
現状はそんなところです。
結論としていえそうなことは、
古いスピーカーより新しいスピーカーをつなぎましょう。
4オームぐらいのフロアスタンディングなんかだとよさげです。
その後、別のお店でこのアンプにどのスピーカーつなぎます?と尋ねたところ、まあ、B&WとかELACあたりかね~と言われました。
うん、そのあたりが無難な選択だよね。