LUXMAN
L-590AXII
¥609,000(税込)
発売:2015年6月下旬
弦と木管の響きが美しい純A級プリメイン
ラックスマンの創業90周年にあたる2015年に発表された純A級プリメインアンプ。
高音域については、解像度は高いが耳に刺さらず、響きが豊かで艶やか。低音域も量感は十分だが適度な締まりもあり、分離も良く立ち上がりが早い。
全体的な印象としては、情報量は多くパワフルだが音同士が混ざり合うことなく、各楽器の音色が丁寧に描き分けられる。にも関わらず、不思議と分析的な音には感じられず、耳あたりも優しく聴き疲れしない。
特に弦と木管の響きは素晴らしく、コンサートホールや教会で聴く生音に近い自然な倍音と残響により、立体感のある瑞々しい音色を奏でる。またバックグラウンドノイズが低いため、ピアニッシモ部分では静寂の中で上品に音が踊る。
音楽と対峙するのではなく、肩の力を抜いてソファでのんびりと鑑賞するような、そんな聴き方をするクラシック愛好家におすすめのアンプです。
【SPEC】●定格出力:30W+30W(8Ω) ●入出力端子:ライン×4、フォノ×1 (MM/MC切替) 、バランス・ライン×2、録音入出力×1、セパレート入出力×1 ●入力感度/入力インピーダンス:PHONO(MM)…2.5mV/47kΩ、PHONO(MC)…0.3mV/100Ω、LINE…180mV/47kΩ ●全高調波歪率:0.005%以下(1kHz/8Ω)、0.02%以下(20Hz〜20kHz/8Ω) ●S/N比・周波数特性:LINE…107dB以上、20Hz〜100kHz(+0、-3.0dB) ●消費電力:310W(電気用品安全法)、230W(無信号時)、0.4W(スタンバイ時) ●外形寸法:440W×193H×463Dmm(前面ノブ、背面端子含む) ●質量:28.4kg