2008年に120インチの電動モデルを購入してから10年経ちました。
当事で30数万円と今では安価な70インチ4K液晶テレビにも手が届きそうな価格ですが、「圧倒的な大画面」という点では限りなく映画館に近い感覚が得られ、今でも当事迷いに迷った100インチモデルにしなくて良かったと思ってます。
120インチの大きさは圧倒的で8畳間の和室でも、ほぼ、部屋の端から端まで使い両端にトールボーイ型スピーカーを設置するスペースがやっとでした。
現在では14畳相当のリビングに移設し、プロジェクターも天吊にしましたので、試聴時の自由度はかなり向上しましたが、最初は8畳と6畳の和室をつなげてシアタールームに使い、プロジェクターも低いラックに載せて使用していたため人間のほうが視聴時の自由度が少なく長続きしませんでした。
ピュアマットIIの弱点としては、真っ白でなめらかなスクリーンのため、部屋を真っ暗にする必要があるほか、迷光に弱いためカーペットを黒系のものにしたり暗幕のような黒いカーテンを使ったり家具なども黒っぽいものにしています。
良い点としては、弱点の「真っ白でなめらかなスクリーン」のおかげで、セッティングが決まれば、映画館のスクリーン以上に細部の見通しが良く、4Kプロジェクターは不要ではないかと勘違いするほどの画質で鑑賞できることです。
そのほか、リモコンが付属しスクリーンを下げる位置をメモリーできることなど当初は無くても良いかもと思っていた機能でしたが、運搬中、自分の不注意で使用できなくなってしまったので、やっぱり有ると便利です。
羽生選手の2大会連続金メダル獲得の余勢を駆って55インチの4K液晶モニターを入手し4Kの良さも認識しましたが、画面の大きさという点では有機ELでも当面は達成できないし、達成できても数百万円でしょうから良い製品を選択すればとても寿命の長いパーツかと思います。