TMD社のケーブルはビンテージワイヤーを使っているメーカーで、中でも『INCA RED』は本当に貴重な歴史的素材を使っています。
通常オーディオケーブルの殆どは数十本もの極細ワイヤーが独自の製法で組まれ1本の太いケーブルになっているものが殆どですが、INCA REDはそういった組まれた作り方はしておらず、素材そのものをダイレクトに生かす単線で成り立っています。
音色は聴き始めに彫の深さに驚かされ、メイン音が浮き出てくる感じです。
艶も出てきてボーカルは生々しさが増し、弦の響きはよりリアルに響き、決して硬質にはならず柔らかくありながらしっかりした音色になります。
1本のワイヤーだからこそ得られる深みのあるリアルさや音色の濃さはTMDならではの音。